話題の本.com編集部ブログVol.14『ジャケ買いのおすすめ』


皆さんこんにちは。
話題の本.com編集部です。

早くも6月も下旬に差し掛かってきました。最近疲れが取れないなぁと思ったら
ゴールデンウイークが終わってから1日も祝日がない。ということに皆さんお気づきでしょうか…?

5月5日の「こどもの日」のあとは、翌々月、7月の海の日まで2か月半ほど祝日がありません。6月は1年のうちで祝日が1日もない月なのです。企業も決算期のところも多く、せわしなく日々が過ぎていく1か月ですよね。

そんな何かと忙しい6月にあるのが、「父の日」(毎年6月第3日曜日) 。
家族を支えてくれるお父さんに日ごろの感謝を伝える大切な日ですが、「今年の父の日はいつだっけ?」「何あげよう」と考えている間に過ぎてしまった…なんてこともあるのではないでしょうか。

父の日には黄色いバラを

父の日はアメリカのドット夫人が「母の日」にならって父親に感謝するために白いバラを送ったのが始まりと言われています。日本に導入され始めたのは1950年代ごろのこと。当時は認知度が低く、デパートなど商業施設が販売戦略の一環として取り上げたことにより、1980年代から徐々に広く浸透していきました。

母の日にはカーネーションを贈るのが定番ですが、父の日に贈るお花は黄色いバラが一般的だと言われています。黄色は「命にかかわる大切な色」そして「愛と信頼と尊敬を表す色」。父の日にぴったりの色ですよね。

さて、そんな父の日の黄色いバラにちなんで、「黄色い表紙の書籍」をご紹介します。「ジャケ買い」してもハズレなしのおすすめの作品です。

1.『檸檬 』(梶井 基次郎著/ 角川文庫)

題名の通り、檸檬が並んでいる表紙がおしゃれでかわいく目を引くデザインですよね。31歳という若さで夭折した著者の残した、現実に傷つき病魔と闘いながら、繊細な感受性を表した表題作など14編を収録しています。(書籍の詳細はこちら:Amazon/honto

2.『カラフル』(森 絵都 著/文春文庫)

 表紙はポップなデザインで、きれいな黄色なのに、書籍名は『カラフル』。累計100万部突破し、実写映画、アニメ映画などを見てご存じの方も多いと思う本書。読み進めるうちにカラフルになる主人公の環境の変化から目が離せません。(書籍の詳細はこちら:Amazon/honto

3.『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(ブレイディ みかこ 著/新潮社

本屋大賞など数々の賞を受賞した、累計発行部数50万部を超える「ぼくイエ」。著者の息子さんが通うことになった、現地の「元底辺中学校」を舞台にした、落涙必至の等身大ノンフィクションです。(書籍の詳細はこちら:Amazon/honto

一目惚れで出会う一冊を

今回は父の日に贈る黄色いバラにちなんで、黄色い表紙の書籍を紹介しました。

色んな本を眺めていると、美しい表紙やインパクトのある表紙など、思わず目を奪われ、一目惚れをしてしまうものもありますよね。ジャケ買いの楽しみのひとつは、今まで知らなかった著者や作品出会えること。

たまには偶然の出会いを求めてみるのもいかがでしょうか。
それではまた次のブログで!