命日に向かって生きよう 若者のためのはじめて向き合う「死生観」
書籍内容
「もし明日死ぬとしたら……」
自分が死ぬことを想像して、今をどう生きるかを考える。
今を生きる若者たちに、悔いのない生き方をしてほしい――
介護福祉施設を経営し、多くの人々の死を見届けてきた著者が送る、
自分らしい人生を実現するためのメッセージ。
新型コロナの感染拡大、頻発する天災、政治家の不正……
景気も回復せず、周りを見渡せば大人たちはみな疲弊しています。
そんななか、将来への希望が抱けず、生きる意味を見いだせない若者たちが少なくありません。
インターネットやAIを使えばなんでも分かる時代になりました。
しかしPCやスマホ画面のなかには「どのように生きるのか」という問いの答えは存在しません。
著者は「どのように死ぬか」を考えることでその答えを見いだすことができるといいます。
若いうちから「死」に思いをめぐらせることは生き方を見つめ直すきっかけになるというのが著者の考えです。
介護福祉施設を経営している著者は、これまで多くの施設利用者の最期を看取ってきました。
たくさんの人の死に触れることで、今日を生きることの大切さを知ると同時に周囲の人々への感謝を覚え、
やがて今の自分が周囲や社会のために何ができるかも考えるようになりました。
大切なあの人に何をしてあげられるだろうか――
社会の役に立つために働くには――
「死」について考えることは、自分自身の「今」をより良いものに変え、
成長していくためにとても大切なことであると気づいたのです。
もし、明日死ぬかもしれないとしたら……
そう考えてみることで、自分の大切なもの、絶対に譲れないこと、
かけがえのない宝物、捨ててもいい過剰な荷物などがクリアになり、
自分にとっての価値ある生き方が見えてきます。
本書は、介護福祉の現場で利用者の死を通じて著者が学んだ33の人生訓をまとめたものです。
「まごころを大切にする心から幸せが生まれる」
「やってくれることを当たり前だと思わない」など、
悔いのない人生を送るためのヒントとなる33の言葉を収録しています。
人生に目標を見いだせず無気力な日々を過ごしている若者に、
「死」を思い、生き方を見つめ直し、明日死んでも悔いのない人生を送ってほしい――。
著者の温かく熱い思いのこもった一冊です。