放っておくと失明する怖い目の病気

市川 一夫[著]

2022.12.27

1650円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

気づいた頃にはもう手遅れ⁉
知らないうちに始まっている
失明へのカウントダウン――

人生100年時代を
失明のリスクなしで生き抜くための
「目の知識」が満載!

医学の進歩によってがんや白血病などの病気は完治も可能ですが、失明したら目はもう元には戻りません。
それにもかかわらず、病気の兆候に気づかず過ごしたり、不調があっても放置したりする人は多く、
気づいたときには手遅れということも少なくないのです。

著者は眼科医として45年以上、白内障治療を専門に国内にとどまらずモンゴルや中国など海外でも執刀を行い、これまで10万件もの眼科手術を行ってきました。さらに目の病気でQOLを損なう人を減らしたい思いで、
少しでも治療の質を上げるため最先端の医療技術の導入にも注力しています。

ただいくら医療技術が進歩しても、適切なタイミングで受診しなければ、
治るものも治らず失われた視力は二度と戻らないのです。また、加齢による目への影響は避けられないため、
高齢化が進むと同時に今後目の病気もますます増えていくと考えられます。

本書では、目の病気に関する正しい知識を得てもらうため、目の構造や目の老化の仕組みを説明するとともに、どんな目の症状があったら眼科に相談すべきか、将来発症する恐れのある目の病気や治療法についても
分かりやすく解説します。さらに信頼できる眼科医療機関の見極め方や最新の検査についても紹介していきます。

目次

はじめに

第1章 知らないうちに始まっている失明へのカウントダウン
目は悪くなると元に戻せない
失明のリスクが分かる検査をそもそも受けていない
眼底検査だけでは発見されない緑内障がある
失明へのカウントダウン
① 生活習慣病―生活習慣が失明リスクを上げる
糖尿病を放置すれば失明は避けられない
動脈硬化が原因で、突然消灯するように失明も
失明へのカウントダウン
② 見過ごせない近視という病
強度近視は網膜に負荷を掛け続ける
失明へのカウントダウン
③ 間違った常識―見えづらさを老眼と自己判断する怖さ
知識不足では目の健康は守れない

第2章 かすむ、ぼやける、視野が欠ける……放置してはいけない失明のサイン
どんな症状もとりあえず様子をみるは危険
目の症状から考えられる目の病気を探る
① 目が赤い
② 目が疲れやすい(眼精疲労)
③ 目やにが出る
④ かゆみ
⑤ 涙が出る
⑥ ゴロゴロする
⑦ 目が痛い
⑧ まぶたが下がっている
⑨ まぶたが腫れる
⑩ 黒目が白い
⑪ 眼球がよく動いている
見え方から考えられる目の病気を探る
① ゆがんで見える
② 物が二重に見える
③ 目がかすむ
④ 視界に動くものが見える
⑤ 光が飛んで見える・チカチカする
⑥ だんだん視力が低下している
⑦ 急に視力が落ちる
⑧ だんだん視野が欠ける
⑨ 急に視野が欠ける
⑩ 暗いところや夜になると見えにくい
⑪ まぶしい
⑫ 手元が見えにくい
⑬ 色が分かりにくい
目の構造と見える仕組み
放っておくと怖い目の病気事典
緑内障(りょくないしょう)――発見が早ければ早いほど失明を避けられる病気
網膜(もうまく)色素(しきそ)変性症(へんせいしょう)――その全容は解明されていない遺伝性の病気
糖尿病(とうにょうびょう)網膜症(もうまくしょう)――症状がないまま、突然の視力喪失もあり得る病気
加齢(かれい)黄斑(おうはん)変性(へんせい)――物がゆがんで見える病気
病的(びょうてき)近視(きんし)――失明につながりやすい、さまざまな合併症の起因になる病気
そのほかに気をつけておきたい目の病気
アレルギー性結膜炎――かゆみで目をこすりがちになる
ウイルス性結膜炎――感染力が強いはやり目には注意を
黄斑(おうはん)円孔(えんこう)――治療しないで放置すると社会的失明も
黄斑上(おうはんじょう)膜(まく)――網膜にしわができ、物がゆがんで見える
角膜(かくまく)感染症(かんせんしょう)――コンタクトレンズの長時間装着に注意
角膜内皮(かくまくないひ)障害(しょうがい)――白内障手術に影響する恐れがある病気
感染性(かんせんせい)眼内炎(がんないえん)――時間が勝負、早期発見、治療が失明の危機を救う
結膜(けつまく)弛緩症(しかんしょう)――涙がこぼれ、目がしょぼしょぼする
視神経症(ししんけいしょう)――目に入った情報を脳に伝える視神経の障害
ドライアイ――涙の質や量が加齢によっても阻害される
白内障(はくないしょう)――だれもがかかる老化現象の一つ
ぶどう膜炎(まくえん)――合併症を起こさないようにすることがカギ
網膜(もうまく)静脈(じょうみゃく)分枝(ぶんし)閉塞症(へいそくしょう)――枝分かれした網膜の静脈が詰まる病気
網膜(もうまく)中心(ちゅうしん)静脈(じょうみゃく)閉塞症(へいそくしょう)――虚血型には失明の危険も
網膜(もうまく)動脈(どうみゃく)分枝(ぶんし)閉塞症(へいそくしょう)――枝分かれした動脈が詰まり、視野が欠ける
網膜(もうまく)中心(ちゅうしん)動脈(どうみゃく)閉塞症(へいそくしょう)――目の前が急に暗くなったら、即受診を
網膜(もうまく)剥離(はくり)――網膜が剥がれる
翼状片(よくじょうへん)――病状によっては視力低下が起こる

第3章 失明リスクを回避するために一刻も早く受けておくべき目の検査
眼科検査での早期発見が最初の薬
眼鏡店の検査と眼科で行う検査の違い
人間ドックの検診には限界がある
眼科の定期検診は1年に1度でいい
まずは信頼できる眼科を見極める
眼科クリニックと総合病院内眼科の役割とそのポイント
眼科検査で分かること
過去の既往歴や目の症状などを確認 ~問診~
最も一般的で、重要な手がかりとなる ~視力検査~
近視や遠視、乱視の程度が分かる ~屈折検査~
眼球内部の圧力、目の硬さを測る ~眼圧検査~
眼球内を拡大してくまなく調べる ~細隙灯顕微鏡検査~
眼圧が上がる要因の一つ、隅角を調べる ~隅角検査~
目の奥である眼底の異常を調べる ~眼底検査~
視野が欠ける病気を診断 ~視野検査~
必要に応じて検査項目も増える
コンタクトレンズ障害の発見や白内障手術の準備に行う ~角膜内皮細胞検査
角膜の形状を調べる高度な検査器機も
ドライアイの診断に有効 ~涙液分泌検査~
眼球内が見えない状態のときに行う ~超音波検査~
眼底検査ができない場合に網膜の状態を調べる ~網膜電位図検査~
加齢による色覚異常を発見する ~色覚検査~
白内障の術前に行われる ~眼軸長検査~
親世代なら知っておきたい子どもが受ける検査
高度な検査を行い、目の状態を分析する視能訓練士の存在
検査器機の技術開発で、不快感は軽減されている

第4章 失明リスクを回避する自宅でできる目の簡単セルフケア
日々の積み重ねで失明リスクを減らすことができる
[食生活]
摂取カロリーオーバー、糖分の摂り過ぎは万病のもと
目にいい栄養素だけ摂っても意味がない
ビタミンC、E以外の抗酸化物質も注目されている
[運動]
運動と目の健康は無関係ではない
[嗜好品]
喫煙は加齢黄斑変性の危険因子
[環境]
目を常にオーバーワークさせる現代社会
照明の使い分けで色覚の衰えもカバー
[眼鏡・老眼鏡]
視力が出る眼鏡にこだわり過ぎるのは逆効果
近視の人は老眼にならないはウソ
眼科医とよく相談して、用途に合う老眼鏡を
[コンタクトレンズ]
感染症のリスクにさらされていることを忘れてはいけない
消毒液の過信が感染症を招く
症状がなくても角膜ダメージを常に抱えている
コンタクトレンズの長期利用で白内障手術ができなくなるリスクも
コンタクトレンズは、人工呼吸器などと同じ高度管理医療機器
[市販の目薬]
自己流の点眼では効果を得られない
[セルフチェック]
月1回、片目ずつの見え方チェックで失明は免れる

第5章 人生100年時代、死ぬまで見える目で過ごすために
視力寿命は健康寿命に直結している
生活の質に与える影響をあなどってはならない
ふと気づいた目の見えづらさを賢く活かす
定期的な検査と目のかかりつけ医が生涯現役を支える

おわりに

著者:市川 一夫

名古屋市熱田区・中京眼科 視覚研究所 所長
1978年愛知医科大学医学部医学科卒業、1983年名古屋大学大学院博士課程修了、医学博士、日本眼科学会認定眼科専門医・眼科指導医、大連医科大学白内障研究中心松江路門診部 客員教授。社会保険中京病院眼科医長、主任部長を経て、2014年7月から現職。年間2500眼以上の白内障手術を執刀し生涯執刀数は90,000眼を超え、国内のみならず中国・大連など海外においても手術活動を行う。2020年7月から2022年7月には日本白内障屈折矯正手術学会の理事長を務め、現在は監事。
また、およそ40年にわたり「色覚」の研究を続け、世界で初めて白内障手術に用いる着色眼内レンズを発明。現在も色覚研究のけん引役として若手医師への指導や啓発に努めている。
前著に『「一生よく見える目」を手に入れる 白内障手術』『知られざる色覚異常の真実』『正しく理解して選ぶ 視力矯正治療』『手術法とレンズで選ぶ 白内障治療』(いずれも幻冬舎メディアコンサルティング)。

ネット書店

  • https://amzn.to/3f3Yc6Z

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