アフターコロナ時代の うける イベントプロデュース

土岐 龍馬[著]

2021.11.24

1650円(税込)

幻冬舎メディアコンサルティング

単行本

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書籍内容

総動員数30万人以上!
全国で話題を呼んだ「におい展」をはじめ
数々の人気イベントを成功させたプロデューサーが明かす
初心者にも分かる、“バズる”イベントのつくりかた

どんなにイベントの形が変わろうとも、
押さえておくべき「イベントづくりの基本」は存在します。
さらに、リアルとバーチャルが交錯する現在のイベント興行においては、
それぞれのメリット・デメリットをしっかりと押さえ、
良さを活かしあった“ハイブリッド型イベント”によって、
よりいっそうイベントの成功確率を高めることができます。
(「はじめに」より抜粋)

新型コロナウイルスの影響で、人々のリアルな場での接触が避けられるようになり、
さまざまなイベントが中止や延期に追い込まれました。
この状況の打開策として台頭してきたのが、オンラインでのイベントです。
しかし、オンラインイベントがこれまでのリアルなイベントに
すべて取って代わる存在となり得るかといえば、そうではありません。
リアルだからこそ得られる臨場感や、触感、質感などを感じる体験は、
まだまだオンラインで補うことは叶いません。
アフターコロナの世界では、リアルとオンラインを融合したハイブリッド型イベントが
求められているといえるのです。

本著では、数々の“バズる”イベントを手掛けてきた著者が、
オンラインイベント開催のコツなど、押さえておきたいいくつかのポイントを紹介します。
また、どんな形態のイベントにも当てはまる「イベントづくりの基本」も
余すところなく解説しています。
リアルとオンラインの「いいとこどり」をした、
新時代のイベントのあり方について知ることができる一冊です。

目次

はじめに

第1章 コロナ禍で大きく変わったイベントの形
●77%減収……苦境のイベント業界
●コロナ禍、技術進歩で変わりつつあるイベントの常識
●体験こそ、リアルイベントの醍醐味
●マーケティング領域で起きつつあった、リアルへの回帰
●リアルイベントの、メリットとデメリットを知る
●すでに実施されつつある、新世代の「ハイブリッド型イベント」

第2章 うけるイベントづくりの第一歩!
●「6W2H」で目的・コンセプトの整理
●まずはイベントの定義を知る
●最初から「達成すべき目的」を定める
●大きく二つに分かれる、イベントの形
●イベント企画に欠かせないフレームワーク「6W2H」
●うけるイベントの六つの条件
●イベントアイデアを得るための五つの発想法
●つくり手の好奇心と熱量が、イベントを成功に導く

第3章 リアルとオンラインの融合がカギ!
●アフターコロナ時代に成功するハイブリッド型イベント
●ハイブリッド型イベントにも求められる、リアルイベントのノウハウ
開催日時は、最初から固定すべし
●会場の下見で大切なこと
参加者を増減させる交通事情
●バックヤードからトイレまで、会場内を確認
●組織図をつくり、スタッフの役割を明確化
●知っておきたい、著名人のギャランティ事情
●商業系イベントには、協賛企業が欠かせない
●スポンサー料やチケット代、どう定めるべきか
●物販の成功は、イベントの大きな力になる
●入出金のタイミングが、資金計画を左右する
●「イベント運営マニュアル」を作成する
●イベント運営マニュアルに盛り込みたい七つの項目
●デジタルイベントがもつ、三大メリットとは
●デジタルイベントのデメリットも知る
●デジタルイベントを支える二つのツール
●イベントの価値を倍化する、ハイブリッド型イベント
●リアルとデジタルの比重を意識して企画を立てる
●VR技術が取り払う、リアルとデジタルの壁

第4章 Twitter、Instagram、Facebookだけでは時代遅れ!
●イベントの準備ができたら、SNSツールを使い分けて集客
●インターネット時代の消費行動「AISASモデル」
●SNSと既存メディアの両輪で広告戦略を練る
●拡散性を活かし、ターゲット層のデータを分析
●代表的なSNSの特徴を知る
➣ Twitter
➣Instagram
➣Facebook
➣YouTube
➣TikTok
➣LINE
●SNS運用の専門スタッフを配置
●インフルエンサーの力を借り、情報を拡散
●フォロワーの数と集客力は、イコールではない
●メディアが取材に来たくなるプレスリリースをつくる
●メディア用に「6W2H」を整理
●イベント内容が瞬時に伝わるタイトルをつける
●ニュースバリューを意識する
●クオリティの高い画像を2点以上用意する
●取材のフォローアップで効果を最大化

第5章 成功事例から学ぶ次世代型イベント5選
●成功事例から紐解く、次世代イベント開催のヒント
●事例その1 「におい展」
●事例その2 「AICHI IMPACT! 2019」
●事例その3 「リアル脱出ゲーム 夜の巨大監獄からの脱出」
●事例その4 「ざんねんないきもの展」
●事例その5 「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」
●直前期~イベント開催後の運営ポイント
●人の集中をいかに防ぐかが課題
●悪天候への備えは万全に行う
●けが人や病人は、必ず出ると考える
●新型コロナウイルスの感染リスク、どう向き合うか
●感染症への具体的な対策を知る

おわりに

著者:土岐 龍馬

株式会社トキ・テック 代表取締役社長。
1981年11月26日、愛知県生まれ。
国立岐阜工業高等専門学校卒業後、
岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー IAMAS(イアマス)を2004年3月に卒業。
テレビ業界に就職後、ベンチャー企業勤務を経て24歳でフリーランスに。
28歳のとき、病気になった父親の会社を急遽引き継ぎ、
現在は代表としてスタッフの育成や自社コンテンツ制作に取り組んでいる。
並行してイベントのデータ分析を基にした集客やコンテンツの改善など、
マーケティング分野のコンサルティング等にも携わっている。

ネット書店

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