実践的・知的創造
書籍内容
戦後の豊かさと引き換えに工夫する力を失った日本人――
今こそ“創造力”を鍛え、世界が驚くイノベーションを巻き起こせ!
日本は今、“創造力”という面で、世界から大きく遅れを取っています。
一方、中国や東南アジアの若者たちは、あらゆる知識を取り入れ、結びつけて、
まったく新しいものを生み出す“創造力”に長けています。
ただ、私は単に悲観しているわけではありません。
なぜなら“創造力”は誰でも、いつからでも身につけることができるからです。
本書では、私が得てきた“創造力”に関する経験と思考を余すところなく
開示しますので、ぜひ実践してください。
今の日本は、新しい商品やサービスを創造できずに足踏みを続けています。
この原因はいったいどこにあるのかというと、
日本が豊かになったことだと、私は考えています。
戦後の日本は豊かな国になるために制度を設計し、教育を推進し、
世界に類を見ない高度成長を成し遂げました。
ただ、豊かになった結果、働かなくても生きていける社会を実現したのはいいのですが、
その代償として多くの人が「工夫する力=“創造力”」を失ってしまいました。
ほとんどの人が「創造力はもって生まれた天性だ」と考えていますが、
これは大きな誤解です。
それは私自身の人生が、一つの証明です。
若い頃の私は、“創造力”などまったくもち合わせていない人間でしたが、
自分なりに“創造力”を鍛える方法を見いだし、実践していきました。
本書では、これまで住宅修繕からアジアでの人材開発まで、
常にユニークで斬新なビジネスを生み出し拡大させてきた私が、
“創造力”の鍛え方を解説します。