糖尿病専門女医が教える妊娠と糖尿病
書籍内容
妊娠中だからこそ、なりやすい糖尿病
「私には関係ない」とはいえない妊娠中の糖尿病とは
妊娠すると、お腹が大きくなるといった外見の変化だけでなく、
目に見えないたくさんの変化が体内で起こり、病的状態に陥る場合があります。
なかには病気の存在に気づかないまま妊娠・出産し、
母体や胎児に悪影響が及ぶ場合もあります。
糖尿病もその一つです。
妊娠するとホルモン分泌や働きの変化で
誰でも血糖値が高くなりやすい体内環境になるため、
糖尿病を発症しやすく、妊婦の1割前後が妊娠糖尿病になるとさえいわれています。
決して少なくない割合にもかかわらず、妊婦本人もご家族の方も、
正しい知識以前に、十分に知られていない現状があります。
本書では、糖尿病とはそもそもどんな病気か、
そして妊娠中に糖尿病にかかるとはどういうことか、
母子にどのような影響があるのかを解説し、検査や診断・治療法、
家庭でのケアについてお伝えします。
妊娠・出産を控えている方や、そのご家族の方に読んでいただきたい一冊です。
目次
はじめに
第1章:子どもへの悪影響も……
意外と知られていない「妊娠と糖尿病」の関係
第2章:妊娠糖尿病の病態を知ろう!
第3章:糖尿病の人が妊娠すると……
糖尿病合併妊娠の病態を知ろう
第4章:食事療法とインスリン――糖尿病の治療とは
第5章:妊娠前も妊娠中も出産後も恐れることはない!
糖尿病は克服できる!
おわりに