安定した収益&社会的意義を両立 福祉施設経営のススメ

岩崎 弥一[著]

2021.11.16

1650円(税込)

幻冬舎メディアコンサルティング

単行本

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書籍内容

障がい者の自立をサポートするグループホーム
手堅く利益を確保するための事業計画の立て方を解説

障がい者が家族のもとを離れ、共同生活をしながら
地域社会の一員として自立を目指す施設が「障がい者グループホーム」です。
需要があるにもかかわらず、供給が追いついていないため、
しっかりと事業計画を立てて運営すれば、「儲かる事業」にすることも可能なのです。

2012年の障害者総合支援法の制定により、障がい者が暮らす場所として
「障がい者グループホーム」の数が増えることが期待されていましたが、
供給率は障がい者の総数に対してわずか6%というのが実態です。
そこには、あまり利益が出せず、
事業として成り立ちにくいと考えられていた背景がありました。
しかし、現在は新たな支援体制ができたことや、
建築基準法の改正で使用できる物件が増えたことが追い風となり、
障がい者グループホーム事業は始めやすくなっています。
本書では、障がい者グループホームの設置が不十分な現状に警鐘を鳴らし、
建設会社の経営者の視点から、実際にグループホーム建設に携わってきた実績と、
異業種から福祉事業に参入するまでの実体験とノウハウ、
安定した利益を出すための具体的な建設プランなどを事例をもとに解説しています。

目次

はじめに

第1章 障がい者が安心して過ごせる場所が圧倒的に少ない……
・障がい者の数は増え続けている
・障がいの種類
・障がい者の数が増えた理由
・障がい者はどこで生活している?
・障がい者を孤立させない取り組み
・障がい者グループホームの数は圧倒的に不足している

第2章 障がい者の自立へ向けた第一歩を支援するグループホームとは
・グループホームの定義
・障がい者グループホームにとって大切なのは「利益を出すこと」
・障がい者グループホームの設置基準
・障がい者グループホームの種類
・障害支援区分とは
・必要人員について
・障がい者グループホームの収益はどうなっている?

第3章 グループホーム経営を成功させる収支パターンと建設プラン
・「福祉で金儲けなんて……」は何も生まない
・入居者3人の介護包括型グループホームの収支を見てみよう
・新築物件で定員が10人に増えると、収益は10倍以上になる!
・日中サービス支援型で定員20人だと、利益は包括型の4.2倍になる!
・グループホーム事業のスキーム
・建物は木造でOK!
・介護包括型グループホームは1ユニット5戸・2ユニットが望ましい
・日中サービス支援型グループホーム
・グループホームに必要な消防設備
・障がい者グループホーム投資のメリット
・それぞれの事業収支を見る
・障がい者グループホーム建設はどう進行する?

第4章 財務体質を健全化できる福祉施設経営――地方企業が生き残るために
・それは「会社としての意思決定」から始まった
・事業計画書を作り、金融機関に融資打診をする
・行政に事前相談
・会社設立と図面作成
・採用活動
・着工の事前準備
・町内会長への挨拶と近隣説明会
・地鎮祭・着工~内装・食事決め
・入居者募集開始とホームページ作成、就業規則づくり

第5章 すべての人が輝き活躍できる社会を実現したい――企業が果たすべき使命
・次の100年を見据えて
・コンサルタント会社の力を借りる
・社員の発想力を大事にして、任せる
・本業とのシナジー効果
・若手社員インタビュー
・社員の働きに応えられるような組織づくりを目指す

おわりに

著者:岩崎 弥一

1964年、富山県生まれ。小学2年生から東京で育つ。
1988年に立教大学卒業後、大和証券に入社。
1990年から1993年の間、萩山教厳代議士、鈴木宗男代議士の秘書を務める。
1995年に岩崎建設株式会社を継ぎ、取締役に就任。1997年には同社代表取締役に就任。
2009年に社名をアルカスコーポレーション株式会社に改める。
同年から南砺市商工会理事を務め、2018年副会長となる。

ネット書店

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