発作ゼロ・再発ゼロをめざす 「心房細動」治療
書籍内容
「発作の恐怖」と決別して「再発リスク」を徹底排除
専門医が解説する心房細動治療
人間の生命維持に欠かせない臓器、心臓。
脈拍の乱れが生じる病気は不整脈として知られているが、不整脈にもさまざまな種類がある。
不整脈の大部分を占めるのが「心房細動」という病。
心房細動は、40~60歳から発症リスクが高まり、国内の推定患者数は実に170万人にのぼる。
主な治療法は、経過観察、薬物治療、電気ショックで、
いずれも対症療法に過ぎず、いつ起きるともわからない発作におびえながら生活しなければならない。
そうした中、現在、唯一の根本治療となっているのがカテーテルアブレーションといわれる治療法だ。
カテーテルアブレーションの実績数、世界トップクラスの医師が、
患者とその家族に向けて心房細動の基礎知識、治療法選び、術後の過ごし方までをわかりやすく解説する。
目次
第1章 脳梗塞、認知症、心不全…。「心房細動」が重病の引き金になる
第2章 心房細動の薬物療法は症状の緩和と脳梗塞の予防が目的。一生継続しなければならない
第3章 発作の恐怖と決別する。完治をめざす「カテーテルアブレーション」とは
第4章 再発リスクを徹底排除。術後の生活改善で発作ゼロの毎日を手に入れる