開業医の相続対策は「奥様」がやりましょう
書籍内容
「資産」はどう分ける?
「相続税」はどう払う?
「相談相手」はどう選ぶ?
知識ゼロからやさしく学べる「院長夫人」のための相続対策
開業医は、今、目の前にいる患者さんの命と健康を預かる、専門的な職業です。
新しい医療技術のこと、新薬のことなど、たくさんの情報を常に仕入れていなくては務まりません。
なかなかお金の知識を得るための時間はないのが現実です。
また院長という立場は、一般の経営者より孤独かもしれません。
だからこそ、奥様がご主人に寄り添う必要があるのです。
奥様が医業経営者の妻として、いえ、経営陣の一員として、お金や相続に関することを把握していたら――
院長が大きな失敗をする前にストップをかけることができるはずです。
医療法人ではない、個人経営のドクター夫人も同じです。
女医や看護師として、奥様自身が活躍しておられる場合でも、大変だと思いますが、どうかお金のことや相続のことに関心を持ってください。
基本的なことを理解しておけば、顧問税理士にも具体的な相談ができるようになります。
自分の意向も的確に伝えられるようになり、いいアドバイスを受けて、相続対策も進むでしょう。
節税だってできるようになります。自分でお金をコントロールできるようになるのです。
成功者の陰に「良妻」ありです。
一家の大黒柱がご主人だとしたら、奥様はその柱を支える礎石です。
揺らいでなんかいられません。
どっしりと構えて、医業を継ぐ子も継がない子も、助けの必要な子も年老いた親も、そしてもちろんご自身も含めて家族全員の幸せを願い、太陽のように深い愛情をまんべんなく与え続けなければなりません。
本書では、「相続・医業承継」対策における奥様の役割についてやさしく解説していきます。
家族全員の幸せを願ってやまない――妻であり、母であるあなたのための一冊です。
目次
第1章 院長夫人である「あなた」の役割とは
第2章 知識ゼロからやさしく学べる「相続のしくみ」と「基本ルール」
第3章 相続対策の「具体策」を実践してみましょう
第4章 相続対策をリードした「院長夫人たち」のケーススタディ
第5章 奥様へ、私が一番お伝えしたいこと