再発・転移するがんを征圧  ANK免疫細胞療法

再発・転移するがんを征圧 ANK免疫細胞療法

藤井真則[著]

2015.07.28

880円(税込)

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書籍内容

がん細胞と正常細胞を見分けて殺す唯一の細胞
「NK(ナチュラルキラー)細胞」が、
全身のがん細胞を死滅させる

日本人の死因の第1位はがん。
健康保険が適用になる標準治療だけでは助からない人が多いため、自由診療による先端医療への関心が高い。
本書では、まず3大療法にできることと、どうしても乗り越えられない限界を解説しています。
そのうえでなぜNK(ナチュラルキラー)細胞を生かした免疫治療ががん治療の理にかなっているのかを説明し、他の免疫治療とは、スケールも治療強度も全く異なる「ANK免疫細胞療法」を中心に、今ある技術を組み合わせて、どうやって進行がんを克服するかを紹介しています。

日本では、がんの発症率も死亡率も上昇を続けています。
特に男性の場合、がんになる確率が6割という異常さです。
がん細胞の集団が、発生した場所から飛び散らずに、よくまとまっている「限局性」のがんであれば、手術などの局所療法で事実上の完治も望めます。
ところが、がん細胞が方々へ飛び散ると再発や転移にいたり、5年相対生存率は、概ね数%に下がってしまいます。
(中略)ようやく国も、がん治療に免疫が欠かせないということ、中でもNK細胞が
圧倒的に強いということ、NK細胞の本格培養を実現できているのはANK療法だけである、という事実に気づき始めたようです。(「はじめに」より抜粋。)

目次

第1章 体の中のがんは見えない
第2章 がんが飛び散ったら標準治療はお手上げ
第3章 がんは免疫病。がんと闘う腫瘍免疫こそ治療の主役
第4章 安易な免疫治療を跳ね返す「免疫抑制の壁」
第5章 「免疫抑制の壁」を打破する免疫細胞療法とは
第6章 全身に飛び散るがん細胞を狙い撃つ「ANK免疫細胞療法」
第7章 国策としてのがん治療とANK免疫細胞療法

著者:藤井真則

リンパ球バンク株式会社代表取締役社長。大阪大学理学部生物学科卒。細胞生理学、分子遺伝学を専攻。1984年、三菱商事株式会社入社。バイオ医薬品部門において主に欧米等での、新薬・診断薬・ワクチンなどの開発に参画。ハングライダー操縦中の事故による重傷とそれまでの過労が重なり、多臓器不全となり、人工心肺で命をつなぐ。1998年、国内初の経営参画型ベンチャーキャピタルの創設を担当。2004年、リンパ球バンク株式会社に投資、社外取締役となる。2007年、代表取締役社長に就任し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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