手相と漢方

幾嶋 泰郎[著]

2024.02.02

1760円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

「手相×漢方」で

心身の不調を根本から改善する!

めまいや頭痛、腹痛、しびれ、だるさ、不眠、うつ症状……
病院に通っても治らない人を数多く救ってきた漢方医が、
精神分析を取り入れた独自の漢方治療を徹底解説!

手相と漢方。占いに使われる手相と、病気を治療する漢方の間に
どのようなつながりがあるのか――
漢方治療によって多くの疾患を治療してきた著者によると、
手相を正確に読み解くことはその人の心身を詳しく理解する助けとなるため、
より効果的な治療を行うことができるのだといいます。
手相というと占いのイメージが強いように思われますが、本来、
手相は人体のつくりからその人の性質を読み取る「観相学」という統計的な学問の一種です。
手のひらは人の性格とともに身体や精神の状態を映し出す鏡です。

著者は、手相を見ることでその人を悩ます病気や症状の原因を探り、
解決の糸口を見つけるために役立ててきました。
漢方の基本的な考えは「病気ではなく人間を診る」というもので、
病気にかかった体の一部分だけにスポットを当てるのではなく、体全体はもちろん、
心の状態を含めて総合的に診るという特徴があります。
そして、人間を総合的に診るために多くの漢方医は、「気・血・水」「証」「五行」
といった物差しを使いますが、これらに手相を加えて患者の精神状態を分析することで、
より詳しく患者を診ることができるのです。

この方法により、著者のクリニックでは原因の分かりにくいさまざまな疾患を抱えた
患者を治療してきました。そのなかには、病院へ通っても症状が良くならず、
もう治らないと諦めていた人も多くいます。
例えば、腰痛に悩まされてきた人の手相を診たところ、その原因が不安であることが判明し、
適切な漢方薬を処方することによって腰痛が解消したケースがあり、
同様の例は枚挙にいとまがないといいます。

本書では、この手相による精神分析を取り入れた独自の漢方治療を解説します。
病院で検査をしても原因が分からず、改善しない疾患や症状に悩まされている人や、
ドクターショッピングを繰り返している人へ、新たな選択肢を示す一冊です。

著者:幾嶋 泰郎

1955年生まれ。1980年川崎医科大学卒業。母校の外科で2年間の研修を経て、福岡大学病院産婦人科で研修。久留米大学病院産婦人科で球脊髄性筋萎縮症が発覚。第一生命保険会社で診査医をしながら学位を取得。1999年、父の診療所を承継し福岡県柳川市で無床診療所「医療法人 いくしま医院」を開業。現在理事長。デイサービス、グループホーム、小規模多機能施設、住宅型有料老人ホームを、スタッフに支えられながら運営。開業後に漢方に目覚め、柳川漢方研究会(現在、漢方やながわ宿〈やど〉)を立ち上げ、初心者の育成と自身の研鑚に努めている。福岡医師漢方研究会所属。趣味は風水と手相。60歳直前で両足を骨折して以降は車椅子生活を余儀なくされるものの、進行する病気とも闘いながら診療を続けている。

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