成果を出す企業に変わる 組織能力開発

土井 哲[著]

2023.11.21

990円(税込)

幻冬舎

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書籍内容

継続的に成長し続ける組織をつくる!

元マッキンゼーの敏腕コンサルタントが徹底解説。
人材戦略と事業戦略を連動させ、
組織のポテンシャルを最大限に引き出す「組織能力開発」とは

いつの時代においても組織のポテンシャルを最大限に引き出すことが経営の要です。

戦後、日本企業は長期雇用を通じて労働力を確保し、組織全体の力を高めることで、
日本経済に大きな成長をもたらしました。
しかし、人口減少やデジタル化といった時代の変化につれて、
かつて良しとされていた「終身雇用」や「年功序列」などに代表される日本的経営は
行き詰まりを見せるようになりました。

こうした状況を受けて経済産業省は2022年5月に、
「人的資本経営の実現に向けた検討会報告書~人材版伊藤レポート 2.0~」を公表しました。
時代の変化に対応するためには人材を資本ととらえ、その価値を最大限に引き出す
「人的資本経営」が重要だと述べられています。
そして、この人的資本経営を実現するうえで、最も重要な視点として同レポートで
指摘されたのが経営戦略と人材戦略の連動でした。

しかし、この二つを連動させるのは簡単なことではなく、
組織の価値を最大化させるための具体的な施策が多くの企業で不足していると
著者は考えています。

著者は米国MITスローン経営大学院で経営学を学び、
その後マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社して、
主に通信・ソフトウェア業界における情報システム構築のコンサルティングに
従事しました。そして1997年には自らコンサルティング会社を設立し、
企業がもつポテンシャルを最大限に引き出す「組織能力開発」のサービスを
提供してきました。組織能力開発は組織のもつ能力を的確に把握し、
組織全体を同じベクトルに向けて自走させることができる仕組みです。
著者は実際にこのサービスを提供することで多くの大手企業を支援してきました。

本書では企業の経営層、事業部長、人事部長などへ向けて、事例を交えながら
組織能力開発の重要性とそのノウハウを分かりやすく伝えます。
戦略を立案し実行するもののなかなか前に進まないという状況を打破し、
大手企業の組織変革を成し遂げるヒントとなる一冊です。

著者:土井 哲

株式会社インヴィニオ代表取締役、組織能力開発ストラテジスト。東京大学経済学部卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。在職中にMIT(マサチューセッツ工科大学)スローン経営大学院修了。1992年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。主に通信業界、ソフトウェア業界のコンサルティング、情報システム構築のコンサルティングに従事。同社を退社後、1995年ベンチャー企業支援のコンサルティング会社の設立に参加。1997年、インテリジェンスビジネスプロフェッショナルスクール運営会社、株式会社プロアクティア(現インヴィニオ)設立に伴い、代表取締役に就任。数多くの日系・外資系企業にて変革リーダーや経営幹部の輩出、組織風土変革や事業創造などのプロジェクトを手掛けている。株式会社インヴィニオ:戦略コンサルティングと人材育成・組織変革の技法を融合させた独自の手法で企業の変革と成長を支援する独立系プロフェッショナルファーム。

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