脱・高収入貧乏
書籍内容
正しい知識をもたないと年収1000万円でも一生貯蓄ゼロ!?
「高収入貧乏」から脱却せよ!
数多の「高収入貧乏」を救った独立系FPがライフプランに沿った資産形成の方法を徹底解説!
年収1000万円超えといえば今なお多くの人に羨まれる存在であり、
高い収入を得るために相当な努力をしているはずです。
しかし、残念ながら思い描いていたほど金銭面で理想的な生活を送れていないのが実情です。
「お金はいつか貯めよう」と安易に考え収入のほとんどを使い切り、
まとまった貯蓄もなく十分な資産形成ができていない「高収入貧乏」が少なくないのです。
この状態を続ければ、一生お金の不安を抱えることになってしまい、 突然の病気や失業といったリスクに
無防備であるうえ、ゆくゆくは老後の生活資金が不足してしまう可能性さえあります。
正しいお金の使い方、育て方を知らなければ「年収1000万円あるから将来安泰」とは決していえません。
著者はそんな「高収入貧乏」である顧客に向けて、独立系ファイナンシャルプランナー(FP)として
ライフプランの設計からそれに合わせた投資や保険についてのアドバイスを行っています。
本書では年収1000万円超のビジネスパーソンに向けて、基本的なマネーリテラシーから、貯蓄なしの原因を洗い出すために必要な家計管理、お金を「流動性」「安定性」「収益性」の3つに分けて行う資産形成の方法を伝授します。
「高収入貧乏」から抜け出し、豊かな生活を送るうえで必読の一冊です。
目次
はじめに
第1章 年収1000万なのに貧乏人が続出中!?
年収1000万円でも貯蓄なし? 高所得貧乏に陥る理由
いまだに低い日本人のマネーリテラシー
「自分のお金」を知らない
税金と社会保障費が年収1000万円前後を狙い撃ち
生活水準は一度上げると下げられない
外食、旅行、子どもの養育費……高収入層ほど出費がかさむ
資産形成ができている人とできていない人で二極化
「日本の財産は安全」という思い込み
いまだに資産を銀行預金に一極集中させる日本人
超低金利の銀行に資産を委ねてはいけない
日本の預金金利が上がらない理由
成長を期待できない国で生きるリスク
年収1000万円超で所得制限の影響をモロに受ける
社会保障だけでは将来の生活は守れない
お金の問題に向き合わないでいると、年収1000万円でも安心できない
第2章 お金に好かれるも嫌われるも自分次第!
押さえておくべき“お金との向き合い方”
マネーリテラシーを高める入り口
ボーナスはあくまで臨時収入
支出の中身がNEEDSかWANTSかを見極める
借金のすべてが悪ではない
元本割れを気にし過ぎない
目新しい高リスク投資に飛びつかない
財産を刈り取られないために
分からないものに投資をしない
証券会社の言いなりにならない
「お金が貯まったら投資」は絶対NG
節税は悪いことではない
将来のライフプランが見えない人ほど投資を
第3章 税金、保険、ローン……貯蓄なしの原因を洗い出す
年収1000万円からの家計管理
なぜ高収入でもお金の管理が必要なのか
家計管理と節約はざっくりでOK
現金払いを意識して無駄を減らす
家計の無駄を洗い出す
無駄な固定費を見直す
住宅ローンをチェック
持ち家を買うべきタイミング
車はカーシェアかグレードを下げる
保険に入り過ぎていないか、無駄を見直す
学資保険に入る意味はない
公的保険との重複をチェック
貯蓄性保険はライフステージの変化に対応できない
自分のリスク許容度を把握する
第4章 中長期を見据えてお金を3つに分けて投資する!
年収1000万円からの理想の資産形成
個人の貸借対照表(BS)を作る
資産を「流動性」「安定性」「収益性」で分ける
いざというときの備えは流動性重視
損をしたくないなら安定性にこだわる
豊かな将来のためには収益性が重要
経営マインドがある人は不動産投資
投資信託を買ってプロに運用を任せる
インデックスファンドとアクティブファンド
資金がなくても積立投資ならできる
時間分散でリスクを下げる
節税効果の高い投資を優先する
投資に慣れたら海外投資でリスク分散を
時間軸を意識した運用成果のシミュレーション
短期の株式売買には流動性リスクに注意
第5章 ライフステージに合わせて投資計画を変更する力を身につける
年収1000万円からの「お金のPDCAサイクル」
投資もトライアンドエラーが大事
資産バランスに一律の答えはない
計画立案のポイントはライフイベントの整理
ライフプランを定期的にPDCAサイクルで見直す
ライフプランは15年先の未来を見る
ライフプランニング事例
40代経営者のケース
30代夫婦(夫婦ともに正社員)のケース
30代夫婦(夫:正社員 妻:パート)のケース
30代独身女性のケース
50代会社員夫婦のケース
外部のアドバイザーを活用するメリット
おわりに