自分の 「好き」 がうつを治す

山内道士[著]

2023.06.02

990円(税込)

幻冬舎

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書籍内容

ひきこもり・過食症・閉所恐怖……
数々の患者の悩みを解決してきた現役精神科医が語るうつ症状の改善方法

幼少期の親子関係から身についた
“強迫性”がうつ症状を引き起こす!?

強迫性とは他人の顔色をうかがい「ちゃんとしないといけない」という思いにとらわれ、
無理をするといった傾向のことです。幼少期の親子関係に由来する、うつ症状の要因
であるというのが精神科医として長年多くの患者を診察してきた著者の主張です。
不安うつやパニック症、対人恐怖症など、うつ症状と言ってもその症状は実にさまざまです。
これらを改善するには強迫性を緩めることが肝心です。
そのために最も大切なのは「自分の好きなこと」に目を向けることです。
自分には好きなことなどないという人でも、自分の「こうしたい」「こうありたい」
という素直な気持ちを明確にすることで、強迫性は緩まり、心を楽にすることが
できるようになります。
本書では、著者が豊富な臨床経験から得た知見を基に、他人の顔色をうかがうことなく
「自分の好きなこと」を大事にして、さまざまなうつ症状を改善する方法をまとめています。
誰にも相談できずに苦しんでいる人にとって希望の光となる一冊です。

著者:山内道士

精神保健指定医/日本精神神経学会認定精神科専門医
1962年生まれ。和歌山県立医科大学卒業。1994年から3年間、教育分析を受ける。2002年に東京精神療法研究会が所定する、個人スーパービジョンを含めた精神分析学の専門的な研修課程を修了。2013年に山内メンタルクリニックを開業。フロイト心理学と森田療法を組み合わせ、精神分析的心理療法の教育を活かした丁寧な診療をモットーとしている。親子関係に着目した精神療法で不安、うつ、強迫症状へアプローチしていることが特徴。大学入学前に「森田療法」と「精神分析」に出会い、精神科医を目指すことになった。現在の精神医療では、「認知行動療法」の有効性が確認されており、薬物療法と併用する医師が増加しているなか、精神科の臨床で精神分析学を用いた診療スタイルを貫いている。

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