100年賃貸経営

黒田 英之[著]

2022.09.26

1650円(税込)

幻冬舎

単行本

ネットで買う

書籍内容

100年後も資産価値を持続させる
サステナブル時代の土地活用とは。

地球環境への配慮、街づくり…
これからの賃貸経営は収益性に加えて
社会貢献が求められる時代に。
賃貸マンション経営のスペシャリストが、
長期安定経営を実現する新しい土地活用のあり方を示す。

賃貸経営における理想は、毎月一定の収入を確保しつつ、ゆくゆくはその物件を優良な資産として子どもや孫に残すことです。
しかし、戦後の建築業界における「建て替え主義(スクラップ&ビルド)」の風潮により、入居者ニーズに対応できないことや建物の短期間での劣化で、建て替えを余儀なくされる賃貸住宅のオーナーたちも少なくありません。
建て替えが必要になれば当然多額の費用がかかりそのまま残した場合、子や孫に大きな負担としてのしかかることになります。
賃貸マンション建設のリーディングカンパニーの専務取締役である著者は、所有するべき賃貸マンションにおいて「4つの長寿命」を満たせば100年にわたって短期間の建て替えや修繕費用の負担に苦しむことなく賃貸経営を継続することが可能であると言います。
本書ではこの地域を活性化しながら長期間経営を継続できる賃貸マンションについてハードとソフトの両面から説明しています。
サステナブルな時代の新しい土地活用について知識が得られる一冊です。

目次

はじめに
特別寄稿 「100年賃貸とは」

第1章
短期間で建て替えを余儀なくされる
賃貸マンションオーナーたち
都市部に最も適した土地活用の方法とは
賃貸マンションを取り巻く状況
市場におけるニーズの変化
予想される市場の変化
入居率を維持しているマンションとは
都市部で有効なテナント・オフィス併用賃貸
都市部における土地活用は多くの場合でRC造賃貸マンションが最適
高い耐久性、遮音性のRC造
マンションを長期間維持する際にネックとなる大規模修繕
日本と比べて欧米の住宅が長寿命な理由
建築会社の恣意的な提案から生まれる短命賃貸住宅
進む賃貸住宅の二極化―― 行き着く先はゴースト化

第2章
孫の代まで優良資産として残る
サステナブルな土地活用「100年賃貸経営」
3世代にわたって利益を生む「サステナブル資産」
100年先の需要にも応えるRC賃貸住宅の「4つの寿命」
賃貸住宅の歴史
インフレの影響を受けにくい安定した事業を実現
「100年賃貸」はSDGs・サステナブル社会にも貢献する

第3章
優れた耐久性と将来のニーズを見据えた
設計とデザイン
100年先も賃貸需要を満たすマンションづくりとは
「4つの寿命」の前提となる100年賃貸構想
100年賃貸の「4つの寿命」の効果
「4つの寿命」を活かすマーケティング
建築コストは従来の賃貸マンションと変わらず同等

第4章
安定して利益を生み続ける
「100年賃貸経営」の成功事例
子や孫に残すべき本当の資産とは
従来の賃貸マンションのキャッシュフローとの比較
50年の実績から見る成功事例
グッドデザイン賞の受賞・著名な建築家とのコラボレーション
長期安定経営が求めるパートナーとは

第5章
持続可能な社会の実現につながる
「100年賃貸経営」
なぜ100年賃貸を目指したのか
災害に強いRC造だからこそ実現できる社会
LCA(環境影響評価)も優秀
100年賃貸がつくる多様性と魅力のある街

おわりに

著者:黒田 英之

灘高等学校を経て慶應義塾大学卒業。土地活用のコンサルティングを行う生和コーポレーション株式会社専務取締役、生和設計研究所代表取締役として建物の構造やアパマン経営のマーケットに関する研究を取り仕切る。1971年の設立以降、累計5000棟・10万戸を超えるアパマン施工実績をもつ同社の、最前線に立つコンサルタントであり研究者。統括するセクションの顧客は延べ1万人以上にのぼり、圧倒的な実績により培った土地活用の見識をもつ。

ネット書店

  • https://amzn.to/3f3Yc6Z

オススメ書籍

脱・高収入貧乏

永田智睦

悩める売主を救う 不動産エージェントという選択

大西 倫加 / 長嶋 修

ストーリーで分かる オークションで不動産を高く売る方法

露木 裕良

最新の金融工学でかなえる理想の資産運用

岡野 大/山口 雅史