ゼロからの専門病院開設 ―岩盤規制を乗り越えて
書籍内容
50代で再出発、多くの困難を越えて
全国屈指の専門病院を開設した医師の
“絶対に諦めない生き方”
著者の山下弘幸氏は、「医師の開業適齢期は30代後半まで」といわれるなか、
50代でクリニックを開設。
その後、全国でも屈指の専門病院へと成長させてゆく。
その挑戦と発展の記録。
最初は小さいオフィス、手術をする場所とベッドは近くの病院に
借りるという「ヤドカリ状態」で出発、
ベッドのある有床診療所を経て、甲状腺に特化した
専門病院「やました甲状腺病院」へと発展させる。
やました甲状腺病院は、地域医療に貢献するだけでなく、
全国でも有数の手術症例数を誇る、有名な病院だ。
とはいえ、著者は恵まれた境遇のエリートではなく、早くに父親を亡くし、
シングルマザーの家庭で育つ。
留年により、大学を中退したのち、一念発起して医学部に入り、医師となる。
しかし、51歳で安定した勤務医を辞めることに。
クリニックを立ち上げ、その後、専門病院への移行を目指すが、
がん発覚、資金、人材の問題、さらには病床数を抑えたい行政の規制など、
多くの困難が降りかかってくる。
それらの困難をひとつずつ乗り越え、自分の目標を達成した著者の
「絶対に諦めない生き方」は、
起業を目指すビジネスマンや人生に悩む若い人の参考になるはずだ。
目次
はじめに
第1章 試練――背水の陣で独立を決意する
クリニック開業を実現するまで
第2章 挑戦――オンリーワンになる
選択と集中で切り拓いた甲状腺外科医への道
第3章 邁進――自分の足で立たなければ次の成長はない
クリニックを「有床診療所」化する
第4章 勝負――人を動かすのは「事実による説得」だ
事業拡大を成し遂げた、決めの一手とは
第5章 未来――目指すは世界に発信できる施設になること
さらなる飛躍を目指し、専門病院化を実現
おわりに