信念の経営

石田克史[著]

2022.05.25

1650円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

ストック型ビジネスで築いた
<業界オンリーワンのポジション――
「信念の経営」の軌跡

28歳で立ち上げた小さなベンチャーを、
プライム市場上場・2200億円企業へと成長させた経営の軌跡には、
挑戦と葛藤、行動力と突破力、
そして一度決めたらやり抜くという強い信念があった――。
エレベーターメンテナンス業界で不動の地位を
築き上げるまでを描いたビジネスノンフィクション。

たった1人で小さなエレベーターメンテナンス会社を立ち上げ、
レッドオーシャンのど真ん中に飛び込んだ著者は、
いかにして自分の会社をプライム市場上場・2200億円企業にまで成長させたのか。
そこには実践を通して磨き上げた緻密な経営戦略、
進む道が社会にとって正しい選択であるとの確信、
そして常に前向きかつ圧倒的な行動力がありました。
本書はゼロから起業し、社会的なミッションを胸にいくつもの苦難を乗り越えて、
業界オンリーワンにまで成長させた著者による「信念の経営」をつづった一冊です。
紆余曲折を経てつかんだ成功への軌跡はビジネスパーソンにとっての羅針盤となり、
起業から上場へのプロセス、ストック型ビジネス経営の醍醐味を伝える
貴重なケーススタディになるはずです。

目次

はじめに

第1章 いかにしてオンリーワンのポジションを築いたのか
――エレベーターメンテナンス業界で成長できた理由
「築城三年、落城三日」の教え
東証一部からプライム市場へ
独立系として分厚い壁を乗り越えて成長した3つの理由
日本のエレベーターメンテナンス業界を世界標準に
ビジョンと企業理念の関係
業界におけるオンリーワンのポジション
負けず嫌いと危機意識
これからはフロー型とストック型を融合する時代

第2章 「自分ならできる」という思い込みと自信、社会的なミッションを胸に起業
19歳でエレベーターメンテナンスの世界へ
「自分ならもっとうまくできるはず」
公取の勧告など時代の変化も追い風に
パラソルテーブルと電話ひとつでのスタート

第3章 “1人営業”で気づいた「当たり前」の価値
――「死の谷」を乗り越えるには
「正しいこと」を「当たり前」にやる
必死に磨いた営業スキル
社員と契約台数が増えるにつれ資金繰りに苦労
エレベーター保守はサービス業である
早くから力を注いだ人材育成
手を差し伸べてくれた同世代の経営者
技術に磨きをかけ成長を加速
純正部品の在庫確保へのこだわり
管理業務の合理化とアウトソーシング
他社での死亡事故をきっかけに上場を決意
上場後は常に業績予想を上方修正

第4章 新たな視点でさらなる高みへ
――エレベーターを情報メディアに
20年以上、一貫して増収を達成
技術力の象徴としてのJICとJIL
顧客に大きなメリットを提供する「Quick Renewal」
国内10万台体制を目指したM&A戦略
IPO後、最速で株価10倍に
エレベーターの新しい可能性
東南アジアを中心に海外へも展開
コロナ禍での対応と変化

第5章 考える量と質で勝負
――リーダーがもつべき恐怖心と自戒
自分の性格を活かし、自分が好きなことをやる
「経営者」と「管理職」の違い
今も根底にあるのは恐怖心
自分で壁をつくり、越えていく
運をつかめるかどうかは準備の差
経営センスは考える量と質で決まる
「努力」という言葉の意味
経営判断において役立つ「デザイン思考」
信念を貫き通す
田中角栄の人間力のすごみ
「真摯であること」の大切さ
「攻め」のリーダー、「守り」のリーダー
若手経営者へ贈る言葉

第6章 人に恵まれるリーダーたれ
――人との縁こそが成功へ導いてくれる
一度決めたらやり抜く信念
「恩返し」と「恩送り」
行動力と突破力
不屈の闘志
「マイスター制度」で待遇を大幅にアップ
これまでもこれからも、人材こそ成長の原動力

おわりに

著者:石田克史

1966年生まれ。85年、エス・イー・シーエレベーターに入社。
91年、育英管財入社。92年、ペムス入社。
94年、ジャパンエレベーターサービスを設立し代表取締役社長に。
2015年に代表取締役会長兼社長、17年6月に代表取締役会長兼社長CEO、
20年4月に代表取締役会長CEO、22年4月に代表取締役会長兼社長CEOに就任。
「日本のエレベーターメンテナンス業界を世界標準にする」ことを目標に、
たった一人での創業から独立系エレベーターメンテナンス会社では唯一の上場企業へと駆け上がる
(2022年4月よりプライム市場に移行)。
近年は独立系メンテナンス会社のM&Aや海外展開に積極的に取り組むほか、
デジタルサイネージ事業など新たな挑戦を続けている。

ネット書店

  • https://amzn.to/3f3Yc6Z

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