上場がむしゃら物語 建設現場の職人が社長になり、東証マザーズに上場できた理由

亀井 浩[著]

2023.01.31

1650円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容


度重なる失敗を乗り越えて叶えた東証マザーズ上場──。

特別な才能がなくても、がむしゃらな姿勢を貫けば成功は必ずつかめる!

学歴なし、コネなし、資金なし……
田舎の恵まれない環境で育ち、人一倍の劣等感を抱えていた
「非エリート男」がいかにして幾多の苦難を乗り越え、東証マザーズ上場を果たしたのか?

学歴もない、コネもない、資金もない――だから何をしてもうまくいかない。
そう考えてしまう人は少なくありません。
しかし努力もせずにうまくいかないことを環境や他人のせいにすれば、
チャンスをつかむことは決してできません。

著者は、大分を中心に九州・四国で住宅・マンションの建築・販売などを手掛ける
不動産会社を営んでいます。
2006年に創業、その2年後には当時の日本最速となる17カ月での株式公開を行い、
その6年後に東証マザーズ(当時)に上場しました。
著者は今でこそ上場企業の社長という肩書ですが、もともとは学歴もない、
コネもない、資金もないところからのスタートでした。

高専を中退し、中卒という学歴で塗装職人の道に入りました。
18歳で床の職人として独立し、事業拡大をしていきましたがある事件をきっかけに
身売りを余儀なくされたのです。
それでも野心は消えず、その後2度目の独立をしましたが、起業後すぐ
リーマンショックがあり、売上は半減。
債務超過にも陥りかけましたが、それまでの主力だった投資用マンション事業から
若者をターゲットにした建売事業にシフトするという選択と集中で乗り越え、
その結果、上場という一つの目標を達成することができたのです。

本書は著者の人生を振り返りながら、経営やビジネスへの向き合い方をまとめています。
経営者はもちろんのこと、若いビジネスマンたちが新たな一歩を踏み出すためのヒントとなる一冊です。

目次

はじめに

序章 世間の常識すら知らなかった男が鳴らした上場の鐘
万感の打鐘
がむしゃらの原点
諦めることへの恐怖
がむしゃらな人生に回り道など存在しない

第1章 「中卒」に突き付けられた厳しい現実転々とした幼少時代
荒れた中学時代
反抗期とブレイクダンス

第2章 独立を目指し、がむしゃらに走り続けた下積み時代大阪タコ部屋生活
刺激を求めて
独立の夢
いざ、独立< 第3章 学歴・コネ・金なし 10代で挑んだ独立起業がむしゃらな元請け仕事 経営者たちとの出会い 第4章 拡大路線からまさか…… 一気に突き落とされた奈落の底 内装工事から建設・不動産へと拡大 目標は上場、さらなる高みを目指す マンション建設反対運動 銀行の融資中止、資金繰りに奔走 第5章 苦渋の決断、オーナー社長から雇われ社長へ 会社を身売り 腐ってはいけない 会社は社長次第 どんな立場でも最大の努力を 最良のタイミングでの辞任 上場の夢 新会社設立 第6章 再起、念願の東証マザーズ上場 堅実な経営へ リーマンショックで業績悪化 思い切った事業転換 選択と集中 上場という目標 東証マザーズに株式上場 第7章 上場の夢を叶え、未来へバトンをつなぐ M&Aは専門分野で行う 安定した経営のための社風づくり 若い力を社風に加えていく 社員は同志 閾値を超える努力を 努力する習慣 始めるに遅いということはない 今後の役割と使命 おわりに

著者:亀井 浩

1970年、大分県別府市出身。国立大分工専を1年で中退後、建設現場で職人として働き、1989年に個人創業。翌年、有限会社ケイズを設立し、1996年に株式会社ケイズへ改組。2002年に同社は株式会社ジョー・コーポレーションの傘下に入る。その後、2006年に同社をスピンアウトして株式会社グランディーズを設立、2008年当時のグリーンシート公開基準で日本最速となる17カ月で株式公開。2012年に福岡証券取引所Q-Board市場へ、2014年には東京証券取引所マザーズ市場へ株式上場を果たす。

ネット書店

  • https://amzn.to/3f3Yc6Z

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