令和時代 薬剤師生き残りの処方箋
書籍内容
遠隔服薬指導の解禁、仕事を奪うAIの進化……
薬剤師として君はどうキャリアを築くのか<? br>これからの時代を生き抜く「薬剤師の在り方」とは
近年、薬剤師を取り巻く環境は大きく変わろうとしています。
かつて薬剤師は人材として“引く手あまた”の状況にあり、
薬局やドラッグストアをはじめ、医療機関や公の機関、新薬の開発業務受託機関など、就職先は多岐にわたっていました。
しかし、ここ数年ではこうした状況も変化しつつあります。
薬科大学や薬学部の新設にともなう入学定員の増加が、薬剤師の供給過剰につながっているとも指摘されています。
さらに、薬学部が6年制になったことが未就職者の減少や就職率の向上を後押しし、需要と供給のバランスを崩しているとの見方もあるのです。
しかも今後は、病院の統廃合や薬局間のM&Aにより、薬剤師が働く現場が収縮していくといわれています。
また、AIやIoTの活用により、人に頼らない医療の推進も加速するでしょう。
本書では、薬剤師の供給過剰が予想される未来において、
これからの薬剤師に必要なモノ・コトについて詳しく解説していきます。
目次
第1章 供給過剰の薬剤師、雇用のミスマッチによる高い離職率 キャリア形成に悩める薬学部生
第2章 リストラが相次ぐ大手製薬会社、中小調剤薬局の廃業、激務・薄給の病院薬剤師 薬剤師の未来はドラッグストアの店員だけなのか…
第3章 唯一無二の薬剤師となれ!令和時代に求められる薬剤師の資質
第4章 これからの時代は明確なキャリアビジョンが必須 生き残る薬剤師になる「キャリアプランの描き方」
第5章 先輩薬剤師たちはこうして理想のキャリアを実現した事例