これからの「労務」を考える
書籍内容
「働き方改革」導入後も絶えない労務トラブル……
本当に見直すべき根本的な問題とは?
労務のプロが教える真の働き方改革
労働に関する基礎的な知識から労使トラブル回避術まで徹底解説
近年、長時間労働や雇用形態に関する処遇の格差など、日本企業における労働環境が問題視されています。
ひと昔前までは残業は当たり前、プライベート時間も会社に捧げる「滅私奉公」タイプの働き方が善とされ、人々はその「常識」に従っていました。
しかし今では「働き方改革」と言われているとおり日本全体で労働環境が見直され始めています。
ただ、労務問題そのものは完全に解消されたわけではありません。
従業員の不誠実な態度や、時間や経営者と従業員の労務トラブルに悩む経営者は少なくありません。
しかしそれらは相互理解があれば回避できます。
ではどうすれば相互理解ができるのでしょうか。
本書は約60年間労務に関わってきた著者が現代の労務事情における問題を指摘したうえで、
労働者、経営者それぞれのあるべき姿を説き、
お互いにどのように歩み寄り労使トラブルを防ぐことができるのか、利用できるさまざまな制度も交えて解説します。
働き方改革では解決できない、根本的な労務問題改善のヒントが見つかる一冊です。
目次
第1章 「働き方改革」で注目の集まる労務問題――今こそ必要とされる労務の見直し
第2章 経営面から労務を考える――忘れられた相互のコミュニケーション
第3章 労働者として「働き方」を考える――「会社を選んだ責任」の放棄
第4章 労使トラブルを未然に防ぐために――プロの視点を取り入れて行う労務改革
第5章 事例に見る企業の創業から事業拡大まで各フェーズにおける労務の問題と改善策