在宅医療のすすめ 超高齢社会に向けた提言

在宅医療のすすめ 超高齢社会に向けた提言

山本五十年[著]

2019.04.15

880円(税込)

幻冬舎メディアコンサルティング

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書籍内容

救命医療と在宅医療の両現場に精通した医師が、超高齢社会の
あるべき医療の姿を徹底解説

急性期医療を中心に目覚ましい発展を遂げてきた日本の医療。
その発展は救える命を増やし、日本を長寿大国へと押し上げてきた一方で、患者が望まない過剰な治療を促し、特に終末期の現場で患者の意思をないがしろにするといった事態を引き起こしています。
また、現在の日本の医療は、救急搬送システムの制度化に伴い往診件数が減り、90歳を超えて老衰などで救急搬送され、延命を望まない患者に救命措置を施すのが人道的なのかどうかも深刻に議論されており、医療従事者たちもまた葛藤しています。

そんな救急搬送の質、医療の在り方が問われるなかで、在宅医療の重要性が注目されつつあります。住み慣れた地域で提供される在宅医療は、患者に優しく、患者の生を大切にすることができるのです。

本書では、長年携わった救急医療の現場を退職し、救急指導医として在宅医療に携わるようになった著者が、急性期中心の医療の問題点を解説するとともに、地域を中心とした新しい医療体制構築、医療従事者のあり方を説きます。

目次

第1章 在宅医療と救急医療
第2章 在宅医療の世界
第3章 医療の裾野の拡大
第4章 在宅医療を選んだ人の物語
第5章 今を生きる

著者:山本五十年

医師、湘南メディケアグループ代表、医療法人救友会理事長、東海大学医学部客員准教授。1950年、兵庫県養父郡の医家に生まれる。鹿児島大学医学部卒業後、大阪大学病院特殊救急部、国立東静病院外科、鹿児島大学病院救急部、名古屋大学病院救急部および高気圧治療部、東海大学病院高度救命救急センターなどで、救命救急医療に従事。東海大学病院救命救急科の診療科長を務めていた2006年ごろ、在宅医療の重要性に気づき、2009年に医療、介護、暮らしを複合した「湘南メディケア真田センター」を開設。2019年4月現在、総合外来診療と在宅訪問診療を実施する「湘南真田クリニック」「SMC訪問看護ステーションさなだ」などの8つの事業所を展開。在宅医療・療養支援のロールモデルとして、全国の医療関係団体や事業所から注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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