改訂版 愛犬が「僧帽弁閉鎖不全症」と診断されたら読む本

上地正実[著]

2018.07.12

880円(税込)

幻冬舎メディアコンサルティング

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書籍内容

心臓手術成功数世界一の“神の手”が徹底解説

ペットとして飼われている犬の死因は、
1位ががん、2位が心臓病となっており、心臓病の中で最も発症率が高い病気が「僧帽弁閉鎖不全症」です。
「僧帽弁閉鎖不全症」とは、
心臓の中にある弁がもろくなり、血液循環が悪くなることで心臓が弱ってしまう、小型犬の発症率の高い病気です。
治療方法には投薬と手術がありますが、投薬はあくまでも病気の進行を抑え、症状を緩和するだけのものであり、
すでに症状が出てしまっている場合、9カ月後の生存率はわずか50%というデータも出ています。根本的な治療は外科的手術以外にはないのです。
しかし残念なことに、実はほとんどの獣医師がこの病気に対する手術を行っておらず、
大半の獣医師は飼い主に対して「投薬以外治療法はない」と説明します。
その結果、肺水腫により呼吸困難を何度も経験したり、場合によっては入院や酸素室のレンタルなどの必要もでてきます。
投薬治療は愛犬の病気と向き合う心の痛みだけでなく、金銭面の大きな負担も伴うのです。
本書では、「僧帽弁閉鎖不全症」をはじめとする犬の心臓病とその治療ノウハウ、術後の生活までをわかりやすく解説しました。
治療方法を選択するにあたり、必読の1冊です。

目次

第1章 愛犬の命を奪う「僧帽弁閉鎖不全症」とは何か
第2章 「僧帽弁閉鎖不全症」と診断されたら?飼い主がすぐにとるべき5つの行動
第3章 投薬だけでは完治できない「僧帽弁閉鎖不全症」は手術で治す
第4章 食事、運動、生活―飼い主が知っておきたい術前術後の準備とフォロー
第5章 病院選びと手術のタイミング 早期の手術で愛犬の健康を取り戻す
寄稿 ペットも人も幸せにする動物医療。治療を成功に導くいちばんの鍵は「安全基地」―動物医療グリーフケアアドバイザー・阿部美奈子
飼い主インタビュー

著者:上地正実

日本どうぶつ先進医療研究所、JASMINEどうぶつ循環器病センター所長。獣医師、博士(獣医学)、日本獣医循環器病学会認定医。アジア獣医内科学専門医(循環器科)。1994年、麻布大学大学院獣医学研究科獣医外科学卒業。北里大学獣医畜産学部附属動物病院助教授、日本大学生物資源科学部獣医学科教授を経て、2014年より現職。犬の僧帽弁閉鎖不全症手術の症例数は世界最多の1000を超える。主な研究分野は、動物における心臓外科手術法、生体組織形成技術を用いた人工弁の開発、腎臓の機能障害の診断法と治療法の確立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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