訪問看護師という生き方

訪問看護師という生き方

森元陽子[著]

2018.05.31

880円(税込)

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書籍内容

ナースのお仕事は病院だけではない!
「訪問看護師」というキャリアの築き方とは

「訪問看護師」の需要が急激に増加しています。
訪問看護師とはご存知の通り、病院やクリニックに勤務するのではなく、
患者の自宅や介護施設などに出向いて医療サービスを提供する看護師のことです。

患者は病院で毎日24時間を通して行き届いたケアを受けることができます。
しかし、患者にとってはやはり非日常、異空間なのです。
医師や看護師、その他の病院スタッフや同病室の患者に対してどうしても遠慮や気遣いが出てしまいます。
一方、自宅では多くの人が自然体でいられるため、リラックスして看護が受けられます。
もちろん、自宅で気が楽になった分、わがままが出てくることもありますが、
そこで私は、患者に寄り添った本来の看護とは「患者が自然体で看護を受けられること」だと気づいたのです。

超高齢社会を迎えたいま、
一人ひとりの患者に寄り添うことのできる訪問看護師は、重要な役割を担うことになると確信しています。
私が訪問看護師としてのキャリアをスタートさせてから18年経ちますが、
訪問看護師は看護師本来の仕事を全うできる職種であるという思いが揺らいだことは一度もありません。

本書が、看護師を目指す学生さんはもちろん、すでに看護師としてのキャリアをスタートしている皆さんにとっても、
「訪問看護師」という仕事の魅力について知るきっかけとなれば、著者としてこれに勝る喜びはありません。

目次

第1章 病院のベッドが足りない!超高齢社会で在宅医療を受ける患者が激増中
第2章 病院勤務では得られないやりがいとチャンス 患者の自宅を訪問してケアを行う「訪問看護師」
第3章 医師、理学療法士、作業療法士…多職種連携でケアの幅を広げる
第4章 どんな人が向いているのか?訪問看護師になる前に心得るべき21のこと
第5章 医療人としてのキャリアに新たな可能性を拓いた6人の訪問看護師

著者:森元陽子

岩手県出身。1984年に岩手女子高等学校卒業後、岩手女子高等学校衛生看護専攻科に進学。その後1998年に初めて看護師として仕事に就く。2年間の看護師としての勤務を経て、結婚・出産を機に一度は看護の仕事から離れる。その後、パートタイムの看護師として現場に復帰する。2011年3月11日、震災をきっかけに「自分にできることは何か」を考え、独立して訪問看護ステーションを開設する。訪問看護ステーションの経営、看護学校の非常勤講師、インキュベクス株式会社(コンサルティング会社)の顧問など、看護事業から経営に関する分野まで多岐にわたって活躍。訪問看護認定看護師、ケアマネージャー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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