小さな不動産会社の一人勝ち戦略
書籍内容
大手には絶対に真似できない、
地域密着を超えた“超地域密着”経営のすべて
株式会社帝国データバンクの調べによると、
2016年度の不動産代理・仲介業者の倒産は93件で前年度の75件を24.0%上回り、3年ぶりの増加となった。
負債額別では負債5000万円未満の小規模倒産が68件を数え、全体の7割を超えている。
世間一般には、オリンピック景気によって不動産業界の景気は良好と見られているが、
公共事業の恩恵は大手の不動産会社に集中しており、小さな不動産会社にとっては苦しい経営環境となっている。
ましてやオリンピック景気が終われば業界に受難の時期がやってくることは明白。
大手との競争に打ち勝って経営を永続させるため、小さな不動産会社が抜本的に経営を改革することが必須なのだ。
著者は大井町を拠点とする不動産会社の経営幹部を務めている不動産のエキスパート。
同社は大手が特に強い東京23区を拠点にしていながら、地元・大井町に徹底的に密着することで成長を続けている。
著者の持つ「小さな不動産会社の勝ち方」をまとめ、全国すべての小規模不動産企業にとって救いとなるノウハウを解説する。
目次
第1章 オリンピック景気で儲かっているのは大手だけ 小規模不動産会社に訪れる苦難の時代
第2章 大手には決して真似できない領域で勝負 地域密着を超えた“超地域密着経営”に活路あり
第3章 セールス担当者を“地域の何でも屋”にして信頼を勝ち取る営業戦略
第4章 最低限のコストで住民の心を動かし、自社を印象付ける広告戦略
第5章 「地域内グループ」を築いて経営を磐石にする組織戦略
第6章 地域経済に貢献する不動産会社だけが苦しい時代に“一人勝ち”できる