進行がん患者を救う 「奇跡の治療薬」への挑戦
書籍内容
「副作用がほとんどなく、広範囲のがん種に有効」
1978年、東風陸之博士によって発表された衝撃的な研究結果。
あれから数十年の時を経て、人知れず継承されてきた研究は、ついに結実する――。
50年以上も昔、脚光を浴びたベンズアルデヒドによる「幻の治療薬」がありました。
悪性リンパ腫、舌がん、肺がん、すい臓がん……。
数多くのがん種に効果を示したのです。
その後、臨床試験の結果発表の記者会見を行ない、世間から脚光を浴びるはずでした。
しかし様々な利権が絡むなかで妨害に遭い、ついに日の目を見ることなく世の中から忘れ去られてしまいます。
それでも人知れず研究者たちはメカニズムの解明に迫り続けました。
本書ではベンズアルデヒドによる治療薬のメカニズム・がん治療薬としての可能性について解説します。
目次
第1章 ヒントは旧約聖書にあった イチジクから発見された驚異の抗がん物質
第2章 副作用がほとんどなく、あらゆるがん種に効果を示す 「従来のがん治療」と「驚異の抗がん物質」の違いとは
第3章 なぜ「奇跡の治療薬」は世に出なかったのか 利権との闘い、そして失意の発表中止
第4章 親子2代、50年以上に及ぶ研究―解明されつつあるメカニズム
第5章 「奇跡の治療薬」が患者の手に届く日は近い