医療・介護連携で実現する 高齢者のための地域医療
書籍内容
高齢者にとって必要な医療・介護の支援がどんどん手薄になっていく?
2025年を目前に控え、医師としていま何をすべきなのか?
医療+介護の双方からアプローチする、これからの新しい医療のかたちとは――
2025年には団塊の世代がすべて75歳以上となり、
全国民の3人に1人が65歳以上になると予想されています。
これまでと同じ医療体制を続けていては、高齢者は自分の望む最期を迎えられないばかりか、
増える高齢者によって医療費が膨張し、その削減のために病院でも家でも満足な支援が受けられなくなる可能性もあります。
増え続ける高齢者に対して今後医師は何をすればよいのか……。
病院+介護施設の運営をとおして「地域医療」「高齢者医療」を真正面から考える医師が、
自らの取り組みをもとに高齢者医療のあるべき姿を提言します。
目次
第1章 増える寝たきりの高齢者―超高齢社会の到来で限界を迎える日本の医療
第2章 高齢者医療には介護との連携が不可欠―医師は良質な介護施設への橋渡し役
第3章 地域全体で高齢者医療に取り組む―医師が中心となり地域包括ケアシステムを構築する
第4章 「病気を診る」のではなく「人を診る」医師であれ