書籍の売上を伸ばすマーケティング施策とは?

「書籍の売り上げを伸ばすには?」
「電子書籍や書店を活用した効果的な施策は?」

現在は電子・紙媒体などの市場で毎日大量の本が出版されているため、書籍を売り出すためのマーケティングが必要です。

本記事では書籍の売り上げを伸ばすためにやるべき3つの施策を紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。

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書籍の売上を伸ばす方法は出版形式によって異なる

書籍の出版形式は主に下記の4つがあり、それぞれ目的が異なります。

出版形式目的媒体コスト
1.自費出版著者主導の形式で、著者の知見発信や自己表現が目的紙書籍・電子書籍どちらも可能(出版社や印刷会社を通す)著者が負担
2.自己出版著者主導の形式で、著者の知見発信や自己表現が目的電子書籍メイン(出版社や印刷会社を通さない)著者が負担
3.商業出版出版社主導の形式で、出版社側が著者を選ぶ。ベストセラーが目的紙書籍・電子書籍どちらも可能出版社が負担
4.企業出版企業が主体の形式で、企業の集客やブランディングが目的紙書籍・電子書籍どちらも可能企業が負担

「自己出版」とは、文字通り出版社や印刷会社を通さず、制作から流通まで全て著者が行う形式のため、売上を伸ばす施策も全て著者自身で行います。

「企業出版」「自費出版」は出版社に依頼して流通させる方法が大半ですが、売上を伸ばすためには自身で行うプロモーションも欠かせません。

書籍の売上を伸ばす施策4選

Open book with community network icons above, social networking concept

書籍の売上を伸ばすには、販売直後だけでなく長期的に売れ続けるような施策が大切です。なぜなら、とても評価の高い書籍だったとしても同じ人が2冊目を購入するケースはとても少ないからです。

そのため、書籍や著者の認知度を高め、新たな読者を増やし続ける仕組み作りがポイントになります。

この章では、書籍の売上を伸ばすのに欠かせない3つの方法を紹介します。

書籍の売上を伸ばす施策①:SNSやWEBメディアで発信する

どんな出版形式でも必ずやるべきなのは、自社メディアやSNSでの発信です。

SNS・WEBメディアのメリットとデメリットは下記の通りです。

メリットデメリット
・キャンペーンを活用しやすい
・ファンを獲得しやすい
・インフルエンサーマーケティングで長期的な拡散効果が期待できる
・知名度が低い
・フォロワーが少ない著者や企業と成果得られにくい

SNSやインフルエンサーやキャンペーンと併用できるなど、マーケティングの幅が広くさまざまな施策を実践できることが特徴です。また、拡散され続ける仕組みが作れれば、新たなファン獲得にも繋がり、長期的な売上アップが期待できます。

一方、知名度が低い著者や企業の場合は、まずSNSマーケティングからスタートする必要があるため、成果を得るまでに時間がかかる傾向があります。

書籍の売上を伸ばす施策②:電子書籍も活用する

書籍を売り出す際は、紙書籍だけでなく電子書籍も活用しましょう。

電子書籍はスマホやタブレットで読める本で、主に「Amazon Kindle」や「楽天Kobo」などの媒体が人気です。

電子書籍のメリットとデメリットは下記の通りです。

メリットデメリット
・自己出版でも無料で出版できる・地域問わず幅広い層の人をターゲットにできる・電子書籍のみだと質が低いと思われることも・利益が少ない・評価されないとライバルの本に埋もれてしまう

電子書籍は誰でも無料で出版でき、幅広い層の人をターゲットにできることが魅力です。

一方、知名度の低い著者が電子書籍で自己出版した場合、出版社を通さないため十分な校閲が行われず、原稿の質を疑われる可能性があります。また、評価されなければ人々の目に全く触れずに埋もれてしまうことも。

そのため、まずは紙書籍での施策を中心に考え、余裕が出てきた際に電子書籍は活用するとよいでしょう。

紙書籍の売上推移データは?電子書籍と紙の売上比較

参考:出版化学研究所

上記データの通り、紙書籍の売上は年々低下している傾向がありますが、電子書籍の売上は徐々に上がっています。

とはいえ、紙書籍の売上の方が圧倒的に高いことに変わりないため、今後も紙書籍を中心に売り上げを伸ばしていくことをおすすめします。

書籍の売上を伸ばす施策③:有名書店への営業【出版社に依頼】

紙書籍なら、有名書店での平置きやポップアップなどの工夫が欠かせません。

有名書店のメリットとデメリットは下記の通りです。

メリットデメリット
・不特定多数の人の目に触れられる
・置き方が工夫しやすい
・著者の知名度に左右されない
・置き方によっては興味を持たれにくい・
新作は平積みにされやすい
・売れる見込みがないと返品されて赤字になることも
・ターゲットが限定される

有名書店に置いてもらうには、出版社が営業する方法が一般的です。

有名書店のメリットは何と言っても、不特定多数の人の目に触れられることです。すでに売れている本であればポップアップの設置や平置きにしてもらうなどの工夫で、より手に取ってもらいやすくなります。

しかし、新作の本は平積みされやすいため、数ヶ月経っても売れる見込みがないと判断された場合は、返品されて赤字になるデメリットもあります。

書籍の売上を伸ばす施策④:書籍マーケティング会社の活用

プロの力を借りて確実に売上を伸ばしていきたい方は、マーケティング会社への依頼がおすすめです。

書籍に強いマーケティング会社であれば、著者や書籍の特徴を調査した上で効果的な施策を実行していきます。

サービス例としては主に下記などが挙げられます

  • インタビュー記事制作・掲載
  • 書籍特設サイト制作
  • 書籍LPページ作成
  • WEB広告配信
  • 書籍PR動画
  • インフルエンサーマーケティング

特に出版社発のマーケティング会社である「話題の本.com」であれば、WEBマーケティングのプロが担当するため、効率的かつ長期的に売り上げを伸ばすための施策を提案します。

「どの施策から始めるべきか分からない」「宣伝に使う時間が取れない」という方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

  • 書籍の出版形式には「自費出版」「自己出版」「商業出版」「企業出版」があり、目的や売り方が異なる
  • 書籍の売り上げを伸ばすために欠かせないのは「自社メディアやSNSでの発信」「電子書籍の活用」「有名書店への営業「書籍マーケティング会社の活用」3つ
  • 「自社メディアやSNSでの発信」は、どんな出版形式であれ売り上げを伸ばすために欠かせない施策
  • 「どの施策から始めるべきか分からない」「宣伝に使う時間が取れない」という方は書籍マーケティング会社の活用がおすすめ