嗚呼、人とは… せめて志は高く堅く
書籍内容
戦争を知る最後の世代の著者が届ける自伝的物語。
人生は出口(正解)の無い超巨大迷路
やりたいことが見つからなければ
とどまった所が自分の居場所と思い定めてベストを尽くせ(本文より)
本作は、著者自身の体験にフィクションの要素を加えながらまとめた自伝的物語である。
人生という超巨大迷路の中で、自由を求める現代の人々に宛てられた第一作だ。
戦争・差別・テロ等準備罪など、
現代を生きる人々が無視できない多くの社会事象の背景には、
いつの世も変わらない禍々しさが見え隠れする。
著者は物語の中で、現代の幅広い社会事象を整理し深化させようとしている。
今や自由を束縛しうるのは政治(権力)のみである。
「戦争を知る最後の世代の著者」が、物語を通して描きたかった、人生の本質とは―。
目次
始めに― ルワンダの大虐殺
母ミヤコ
戦争― 人類のモニュメント
戦後
学生時代
仕事と家庭― 寝耳に水
芝目チョロ― イップス
鼻― メンデルの法則
差別の構造― 戦国時代の民衆
妻と私― 激怒
母の情念
失言
ゴルフ― 紳士とは……
四国遍路― 貪・瞋・痴・傲慢
芝目チョロ的行為延々と続く
其の後の妻― 花言葉
エスカレートする……
テロ等準備罪(別名共謀罪)と密告社会― 悪夢は蘇る
最近の世相― 勝ち馬志向
終わりに― チャレンジ精神と自由
あとがき