長寿大国日本と「下流老人」

長寿大国日本と「下流老人」

森亮太[著]

2016.09.16

880円(税込)

幻冬舎メディアコンサルティング

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書籍内容

65歳以上の5人に1人が貧困に陥る国・日本
その原因は「医療費貧乏」! ?
日本医療の現状に潜む矛盾を徹底解明する。

日本が超高齢社会に突入し、社会保障費の急膨張が問題になっている昨今、高齢者の中で医療を受けられない「医療難民」、貧窮する「下流老人」が増え続けていることがテレビや新聞、週刊誌などのメディアでしばしば取り上げられるようになっている。
高齢者に手厚い介護医療制度があり、その影響で医療費も増大しているといわれている日本でありながら、なぜ「医療難民」などという言葉が生まれるのか。
その原因としては、年金制度の崩壊による後期高齢者保険料とのバランスの不均衡が第一に挙げられるが、実は製薬メーカーや医療機関が無駄な投薬や検査により高齢者を囲い込む「儲け」の構造が根底にあるのだ。
本書では、長きにわたり貧困者のための医療救済や高齢者の在宅診療に従事してきた医師が、日本の医療福祉制度の矛盾を指摘し、日本人の医療との付き合い方や「生きる」意味を問う。

目次

第1章 5人に1人が下流老人になる 迫る高齢者貧困の時代
第2章 年間70万円の高額医療費が老後破産を招く
第3章 最新の検査機器と新薬で稼ぐ病院 医療費がかさむ原因は不必要に“手厚い”検査と投薬
第4章 老後破産を回避するために 60歳から医療との付き合い方を変えることが必須
第5章 日本が真の長寿大国になるには「健康」「長寿」に対する意識改革が不可欠

著者:森亮太

医療法人八事の森理事長(杉浦医院院長)。NPO法人ささしまサポートセンター理事長、NPO法人外国人医療センター理事、名古屋労災職業病研究会代表。1970年生まれ、1998年名古屋市立大学医学部卒。宗教法人在日本南プレスビテリアンミッション淀川キリスト教病院で内科・小児科から救急、ホスピスでの緩和医療まで幅広く研修。2000年名古屋市立大学臨床研究医、名古屋市立東市民病院(現・名古屋市立東部医療センター)で外科医として勤務。2010年4月から杉浦医院の副院長、2011年1月より院長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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