監査法人の原点 [改訂版]
書籍内容
上場企業数の減少、IFRS強制導入、組織の巨大化・官僚化……。
厳しい現実の先に見える未来の公認会計士とその組織の姿とは?
崩壊から原点回帰へ――。
日本でもIFRS(国際財務報告基準)が導入され、公認会計士の仕事は過去の記録から「未来を見積もること」に様変わりしてきています。
しかし、中央青山監査法人の一連の不祥事以降、監査業界は保守的になり、リスクをとらない公認会計士が増えてしまいました。
このことを著者は、公認会計士の職業的危機であると嘆きます。
中堅監査法人を設立した著者が、危機感の薄い監査業界に向け、未来の会計士と監査法人のあるべき姿を提示した渾身の一冊。
業界関係者はもちろん会計士志望の学生、上場企業の管理部門責任者も必読です。
目次
第1章 監査法人・公認会計士を取り巻く現状
第2章 監査法人の役割・公認会計士のやり甲斐とは
第3章 会計ビッグバンから始まった、監査法人受難の時代
第4章 監査法人はなぜ巨大化・官僚化したのか?
第5章 それでも三大監査法人の不祥事は続く
第6章 自由職業人を育てる組織づくりという挑戦
第7章 監査法人の未来、公認会計士の理想像