承継トラブルゼロ! たった一年で会社をわが子に引き継ぐ方法
書籍内容
短期集中! 7つのポイントを押さえるだけ!
1年で取り組むトラブルなしの親子承継
近年、日本の多くの中小企業が承継のタイミングを迎えています。
承継にあたっては、親から子へと会社を引き継ぐパターンが多いのですが、
親子間だからこそ起こるトラブルがあることを忘れてはいけません。
中小企業白書によると、後継者育成に必要な期間は3年以上という考えが一般的で、
時間的負担から承継を後回しにしてしまう企業が多いのです。
その結果、相続問題も絡んで親族一同で大モメしたり、経営方針の不一致によって経営自体に支障が出たりすることも――。
こうした事業承継の不備や失敗で、経営者が一代で築いた会社は大きく傾いてしまいます。
しかし、必要なポイントを押さえれば、面倒な事業承継を1年で完了することは可能です。
本書では、相続問題と密接に関係する中小企業の親族承継について、早い時期から家族全員で取り組むことの必要性を説くとともに、
1年で継承するための方法をわかりやすく説明します。
目次
序章 相続をめぐって親族争い勃発、ベテラン社員の離反―親子承継の失敗が会社の経営破たんを招く
第1章 トラブル回避は手順次第―正しいプロセスを踏めば1年で事業承継は可能
第2章 後継者の選定―次期社長を内示し、近親者・幹部社員の合意を得る
第3章 新経営方針決定―自社を分析し、次期社長の経営方針を策定する
第4章 業務の移行―業務の運営ノウハウを後継者に伝授する
第5章 組織改革―承継後も円滑に経営できる組織編成をする
第6章 資産整理―個人と会社の資産をそれぞれ洗い出し評価する
第7章 相続対策―経営権維持のための相続対策を準備する
第8章 経営交代―わが子の経営手腕を確認し、引退する
第9章 親子承継の成功こそが事業を永続させるカギとなる