最強の企業トラブル対応術
書籍内容
慶應大ロースクール教授の弁護士が明かす
杜撰なトラブル対応が招く恐ろしい結末と
絶対負けないための法務戦略
著者は企業や個人の紛争処理、倒産処理や企業再生など、企業法務の案件を数多く扱ってきた弁護士である。
慶應義塾大学ロースクールの教授という顔も持ち、学生に日々、会社法の基礎について教えている。
本書は、著者の経歴から、特にインパクトの強い案件や、実際の経営で巻き込まれる可能性の高いトラブルの実例を紹介する。
事例主体で進めていきながら、トラブル解決のためのエッセンスを解説し、企業の経営層に対し、法務体制整備の必要性を啓蒙する書籍である。
企業を襲うトラブルは、その運命を一瞬にして暗転させる危険をはらんでいます。
順調な経営を続けてきた企業が、たった一度のトラブルで消費者や取引相手、
市場の信用を失い倒産した例は枚挙にいとまがありません。
本書では、実際の経営で巻き込まれる可能性の高いトラブルの実例を紹介しながら、その解決策を示していきます。
あわせて、トラブル防止に役立つ、顧問弁護士の活用方法などについても解説します。
本書が、現在トラブルに悩まれている、もしくはトラブルを防ぎたいと思っている経営者や法務担当者の役に立つことを願っています。(「はじめに」より抜粋)
目次
第1章 100年続いた企業も、たった一回の法務トラブルで潰れる時代
第2章 会社に致命傷を与える、4パターンの企業トラブル
第3章 取引先、社員の犯罪行為―企業イメージを失墜させる“刑事事件”の対応
第4章 気づかぬうちに忍び寄る闇。“反社会的勢力”の対応
第5章 ビジネスに付き物の“取引先・顧客・地域住民”とのトラブル対応
第6章 回収できなければ即倒産もありうる“債権”問題の対応
第7章 企業の永続はトラブル対応力にかかっている