「安全神話」の過信が招く妊娠・出産の“落とし穴”
書籍内容
妊娠・出産にまつわる常識の意外な“間違い”と“真実”
いつのころからか、「お産は病気ではない」という言葉が、
妊産婦や産科医療機関の間で広く使われるようになってきています。
あまり知られていませんが、この言葉には続きがあります。
「お産は病気ではない、だから病気よりも怖い」――。
日本の産科医療の現場は、世界トップレベルの水準を誇ります。
しかし、それは安全を保障するものではありません。
妊娠・出産には、病気ではないからこその配慮が必要になる。
それにもかかわらず、巷には間違った常識が氾濫しています。
妊娠・出産に潜む落とし穴に、絶対に落ちないために必要なこととは……。
産科救急の一線で活躍してきた著者による、親になるすべての人たちに向けた提言。
目次
第1章 妊娠・出産はいつの時代も命がけ
第2章 安定期は母子の「安全」を保障するものではない
第3章 つわりや陣痛の苦しみを受け入れることから安産は始まる
第4章 妊娠・出産は賢い母になるための準備期間