放っておくと危険な 身体を蝕む歯の噛み合わせ

宮野 敬士[著]

2024.09.03

1760円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

慢性的な身体の不調…… ひょっとして歯科治療が原因!?

歯の噛み合わせの悪さがもたらす身体への影響とは?
歯科医師×歯科技工士の資格を持つ著者が徹底解説!


なかなか取れない疲れ、肩こりや頭痛……、慢性的な体調不良に悩まされている人は少なくありません。これらの症状は一般的に加齢や生活習慣に起因すると考えられがちですが、実は「歯の噛み合わせ」に原因があるとしたら――。

歯の噛み合わせと聞くと、単に食事のときにものがよく噛めるかどうかの問題ととらえられがちですが、著者は全身の健康に大きな影響を与えている可能性があると述べています。
歯科医師と歯科技工士、両方の資格を持つ著者は、歯科医師としての臨床経験に加え歯科技工士としての知識と技術を活かして、歯の噛み合わせを意識した歯科診療に取り組んできました。そして、長年の診療のなかで、患者の訴える不調の原因が噛み合わせの悪さにあったことが明白なケースを数多く見てきたといいます。さらに、不調を訴える患者の多くが過去に他院で歯科治療を受けて歯を削ったりかぶせものなどの人工物を入れたりしており、そのために噛み合わせが悪くなり不調が引き起こされていた可能性が高いと指摘しています。
噛み合わせが悪いと上下の顎の位置関係が崩れ、上部頸椎に歪みが生じて身体のバランスが崩れ、様々な不調につながっていくといいます。しかし著者は、この噛み合わせの重要性が歯科治療の現場で認識されておらず、ただ単に「歯を治療すればよい」という認識の歯科医が多いことに警鐘を鳴らしています。

本書では、噛み合わせが全身に与える影響や、噛み合わせが悪くなる要因を詳しく解説します。さらに、著者が実践している噛み合わせを意識した治療や、著者の父が開発した周囲の歯に負担をかけずに使用できる画期的な部分入れ歯についても紹介しています。
健康で充実した日々を過ごすために、噛み合わせを意識した適切な歯科治療を受けることの重要性が分かる一冊です。

著者:宮野 敬士

歯科医師 歯科技工士
株式会社大阪歯科センター代表取締役、一般社団法人MTC歯科臨床研究会理事。
1982年大阪府生まれ。高校中退、その後紆余曲折を経て京都大学総合人間学部卒業。WEBエンジニアとして就業後、父のMTコネクターⓇの技術を受け継ぐため一念発起して転向、大阪大学歯学部に編入・卒業(首席)、歯科医師免許取得。歯科医師でありながら歯科技工士の免許を取得。MTコネクターⓇを用いた咬合再構成を得意とする。『歯身一体Ⓡ』の考えのもと噛み合わせを主軸にした包括医療に取り組む。そして2024年オーラルリリースⓇ協会を設立。オーラルリリースⓇをライフワークとする。

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