再発ゼロを目指す 高精度むし歯治療

木南 意澄[著]

2024.08.02

1760円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

見逃さない、削りすぎない

マイクロスコープ治療で「二次むし歯」を防ぐ!


一度治療したむし歯が再発してしまう、いわゆる「二次むし歯」の発生確率は、保険適用治療の場合80%ほどになるといわれています。「二次むし歯」の原因には詰め物・被せ物の劣化や接着強度の問題、また口腔ケアが不十分でむし歯菌が繁殖しやすい環境になっているなど複数ありますが、本書の著者は上記に加えて「初発時の治療で病巣が完全に除去できていないこと」も大きな要因であると述べています。

著者は歯科医師として20年以上、「二次むし歯をつくらない精密治療」と「新しいむし歯をつくらないための予防」を2本柱に、最新の知見や技術を取り入れた治療を行っています。特に力を入れているのが「マイクロスコープ」を用いた高精度治療です。マイクロスコープは歯科用顕微鏡として視野を最大20倍まで拡大できる装置で、削り残しや削り過ぎを防ぐことができ、ごく初期の小さなむし歯や口腔内の細かなトラブルも発見しやすいため、正確な診断や治療が可能です。また、診療台上のモニターに口の中の様子を映し出せるため、患者も患部の状態や治療内容を理解しやすいというメリットがあります。

本書では、むし歯、特に二次むし歯のメカニズムと治療法、その後のセルフケアについて詳しく解説しています。また、二次むし歯を高確率で抑えるために欠かせないマイクロスコープ治療のメリットについても、実際に著者の歯科医院で行っているむし歯治療法とともに紹介しています。
次から次へとむし歯になったり、同じ歯がむし歯を繰り返したりして困っている人、生涯にわたり自分の歯をできるだけ失わずにいたいと願う人にとって、むし歯治療やケアの参考となる一冊です。

著者:木南 意澄

日本歯科医療評価機構インプラント認定医、日本顕微鏡歯科学会認定医。日本臨床歯科学会、日本舌側矯正歯科学会、日本先進矯正歯科学会、OJ正会員。
1973年生まれ。九州大学歯学部卒業後、2000年に九州大学病院第1口腔外科に研修医として入局。2002年に九州大学病院第1口腔外科医員となり、2003年に昭和歯科医院(現 昭和歯科・矯正歯科)へ出向し院長就任。患者を一人の歯科医師が生涯変わらず診られることが理想だと考えるようになる。精密歯科治療、インプラント、矯正治療など広い分野で一流であるスーパーデンティストを目指し、「生活すべてが歯科医師」の人生を送っている。現在、マイクロスコープによる精密治療と包括的矯正治療を主としたスタイルで日常臨床を行っている。

ネット書店

  • https://amzn.to/3f3Yc6Z

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