咳・息切れが少しでも気になったら読む本

小林 裕康[著]

2024.03.18

990円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

咳・息切れは体からのSOS!

肺の病気にいち早く気づき、いつまでも健康に過ごすために――
専門医が解説する咳・息切れのリスクと対策。

咳は、風邪をはじめとした感染症が原因の場合もありますが、冷気やたばこの煙、あるいは年をとってのどの機能が衰えることなどで引き起こされることもあります。そのため、即座に深刻な病気と結びつける人は少ないかもしれません。息切れも同様で、加齢による肺の機能の低下によるものだろうと判断されて「いつものこと」「年をとれば仕方がないもの」と、ついつい見過ごされてしまいがちです。
しかし、呼吸器の専門家である著者によると、咳・息切れの症状の裏には死に至るような深刻な肺の病気が隠れている可能性があり、注意が必要なものだといいます。

例えば肺がんはがんのなかでも3番目に罹患数が多く死亡数はトップですが、いちばん自覚しやすい初期症状は咳です。そのほか乾いた咳や発熱などの風邪のような症状が現れる間質性肺炎では、急激に進行し命に関わる場合もあります。またCOPD(慢性閉塞性肺疾患)のような進行性の病気では、気づかないうちに肺の組織が少しずつ壊れてしまい、元の健康な肺には戻れない状態にまで進んでいるケースもあります。その結果、ひどい咳・息切れ・息苦しさに悩まされるようになり呼吸がしにくくなります。おもな肺疾患のうち、COPDだけに限っても、潜在患者数は全国で530万人に上ると推計されています。

著者は米国留学や大学病院での勤務を経てさまざまな呼吸器疾患の診療・研究にたずさわり、現在は呼吸器内科クリニックを運営している呼吸器のスペシャリストです。長年、治療にたずさわってきたなかで、咳・息切れを放置したため病気の発見が遅れ、回復が困難になってしまった患者をたくさん見てきたといいます。
本書では咳・息切れが肺がんや間質性肺炎などの命に関わる病気の可能性があることを警告するとともに、具体的な病気の症状や治療法について解説をしています。
咳や息切れが気になり、なんとなく不安を感じている人へ向けて、肺の病気を早期発見し、早期治療で健康を維持するためのきっかけとなる一冊です。

著者:小林 裕康

1962年生まれ。自治医科大学で僻地医療(地域医療)について学び、地域への貢献の想いを強く抱く。1987年、三重県立総合塩浜病院初期研修医、1989年に紀南病院内科を経て1991年に紀和町立紀和診療所(現:熊野市立紀和診療所)所長になる。このとき70〜80代で息切れを訴えてくる高齢者が多いと感じ、呼吸器について学ぶため、三重大学医学部附属病院を経て、ニューヨークへと留学。帰国後は鈴鹿中央総合病院において呼吸器センターの立ち上げに参画するとともに、三重県呼吸不全研究会の幹事を務め、2022年に、こばやし内科・呼吸器内科クリニックを開院。咳、息切れをきたす呼吸器疾患対策の啓蒙に精を出している。

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