企業に変革をもたらす DX成功への最強プロセス
書籍内容
目的の明確化、課題抽出、ワークフローの細分化……
泥臭い工程を踏んだフローと戦略策定で
DXを成功へと導く!
システムの導入だけではない
効果を最大化するDX実現のポイントを
ICT活用の提案・実行支援のプロフェッショナルが解説
今やDX(デジタルトランスフォーメーション)は企業経営者にとって最も大きな関心事の
一つといっても過言ではありません。2020年の新型コロナウイルス感染症の流行による
テレワークの普及などで急激に広がりを見せたDXは、今後企業が生き残るための
キーポイントといえます。
DXに取り組んでいる企業が急増する一方で、DXで大きな成果を残し、胸を張って
「わが社はDXを達成した」といえる企業は決して多くはないと著者は考えています。
こうした企業は、何を目標にDXをすべきか、どのような手段でDXを実行すべきか、
DXの成果をどう評価すべきかについて明確な方針と基準をもてていないのです。
著者は1990年代のIT黎明期といえる時代から、基幹系開発エンジニアや
外資スタートアップ企業の日本法人立ち上げを経験し、ビジネス開発支援や中小企業のIT化推進
などに携わってきました。そして2016年に会社を設立し、現在は企業への
ITコンサルティングやシステム開発、プラットフォームづくりなどを通じて
DXをはじめとする企業の課題解決に取り組んでいます。
DXはICTツールやシステムの導入を指すものではなく、ただ導入するだけで
どんな業務もあっという間に改善できるというものではありません。
著者は、経営陣やIT担当者の意識改革から、目的の明確化、課題の棚卸し、
ワークフローの細分化など、非常に泥臭く緻密な作業を繰り返し、
施策が社員に定着して初めてDXが成功したといえるのだと指摘しています。
本書は、著者がこれまでDXに取り組んだ企業の事例をベースに、
成功させるために必要な工程やその手法を詳しく解説したものです。業務の効率化、
生産性向上を期してDXを検討する経営者、担当者へ向けて、
後悔しないDXの手引きとなる一冊です。