虫歯は抜かずに薬で治す

上原 良一[著]

2022.12.01

1650円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

実は危険!
認知機能の低下、糖尿病、心筋梗塞……
歯を削ると病気のリスクが高まる⁉

他院で抜歯宣告された歯を
抜かずに1000本以上治療してきた
歯科医が
削らない虫歯治療「3Mix-MP法®」について徹底解説。

虫歯になった場合、歯を削るのが一般的な虫歯治療ですが、削るだけでは細菌の増殖を防げず、再び虫歯になる可能性があり根治には至りません。削ってはまた虫歯になるということを繰り返すと最悪の場合は歯自体を抜かなければならず、認知機能の低下、糖尿病、心筋梗塞などのリスクも伴います。それにもかかわらず現在の歯科医療では虫歯を削る以外に選択肢がなく、患部を放置して悪化させてしまうよりはまだ良いため削り続けているというのが実情です。
しかし、実は一般的にはあまり知られていないものの、虫歯治療には「削らない治療法」があります。実際に著者が経営するクリニックでは虫歯を根治させる治療を推し進めるべく、抗菌薬を使って虫歯を治療する方法の一つである「3Mix-MP法®」を取り入れて成果を上げています。
本書では、歯を削る治療をはじめ抜歯・抜髄といった歯の神経を傷つける治療がいかに私たちの体に悪影響を及ぼすのかを明示するとともに、薬を使った治療法について詳しく解説します。

目次

はじめに

第1章 歯を削れば削るほど、寿命がどんどん短くなる
歯科医院に通いながら、なぜ歯が悪くなる?
私たちの歯は、生命維持に不可欠な「臓器」
歯は、精巧な構造でできている
早期発見・早期治療の現代の歯科治療
虫歯をつくるのは、口の中の細菌
虫歯を削って洗浄しても、菌はゼロにはならない
歯科治療の多くは、前の治療の「やり直し」
神経を取った歯の7割近くが再治療に
割れてしまった歯は抜くしかない?
生きている歯を抜いてはいけない
喪失する歯の数は50代以降に急増
歯を削ることは、歯の寿命を縮めること

第2章 抜歯・抜髄が引き起こす 命を脅かす恐ろしい病気
「神経を抜いてはいけない」2つの理由
◆抜髄のデメリット① 歯が割れたり折れたりしやすくなる
◆抜髄のデメリット② 細菌感染を引き起こす
「歯を抜いてはいけない」5つの理由
◆抜歯のデメリット① 抜歯そのものがリスクになる
◆抜歯のデメリット② 噛み合わせのバランスが崩れる
◆抜歯のデメリット③ 噛む力が低下し、栄養状態が悪化
◆抜歯のデメリット④ 認知症のリスクが上昇する
◆抜歯のデメリット⑤ 入れ歯やインプラントになり費用や手間が掛かる
歯を抜いてもよいケースとは
虫歯よりも歯を失う要因になる「歯周病」
歯を支える骨が溶けてしまう病気
明らかになった歯周病と全身の疾患との関係
◆歯周病と「糖尿病」の深い関係
◆歯周病と「肥満」「メタボ」の関係
◆動脈硬化を進行させ、脳卒中などのリスクに
◆誤嚥性肺炎の要因は「歯周病菌」
歯を抜いたあとの人工歯の問題点
◆「ブリッジ」は支える歯に負担をかける
◆「入れ歯」は合わないと痛みや噛みづらさが生じる
◆天然歯に勝る「入れ歯」を作れる歯科医師はいない
「インプラント」は新しい優れた技術?
「インプラント」は歯科医師が説明しないリスクがいっぱい
◆インプラントのリスク① 手術そのものがハイリスク
◆インプラントのリスク② 自由診療で費用が高額
◆インプラントのリスク③ 噛み合わせと食感の悪化
◆インプラントのリスク④ フッ素や歯周病菌で機能が劣化する
◆インプラントのリスク⑤ メンテナンスの時間や費用が発生
生まれつき歯のある人にインプラントは不要
「早く抜いてインプラントに」という言葉に騙されない

第3章 歯を削らずに虫歯を根治する「薬」を使った歯科治療
患者から指摘された技術不足
これまでの歯科治療の常識を覆す「内科的治療」
3つの抗菌薬を使い、病巣を無菌化
3Mix-MP法®との衝撃的な出会い
3Mix-MP法®の偽物に注意
割れてしまった歯の保存
歯周病の治療
子どもの歯科治療
噛み合わせ治療
詰め物・被せ物の素材は「金」が優秀
親知らずの移植は保険診療で可能
歯の根の治療には、歯根端切除手術も有効
歯周病で溶けた骨を再生させる治療もある
ほかの歯科医師が信じない「抜歯・抜髄ゼロ」を実現

第4章 薬治療で歯を残し、自分の歯で噛む幸せを再確認した人たち
薬を使った治療で「抜髄・抜歯」を回避した人たち
【症例1】深い虫歯も神経を取らずに治療が可能
【症例2】抜歯をした箇所に、親知らずを移植
【症例3】割れてしまった歯を保存する
【症例4】歯の根の先にできた大きい病巣を薬で治療
【症例5】入れ歯があったところに歯を移植し、入れ歯不要に
【症例6】重度歯周病も、歯を残すために根気よく治療
【症例7】ブリッジの根が弱り、グラグラになった歯を残す
【症例8】根が溶けてなくなりかけていた歯を残す

第5章 再発を防ぐために、虫歯の原因をもとから断つセルフケア
虫歯や歯周病は、正しいケアで防げる
虫歯や歯周病を防ぐポイントは、細菌を増やさないこと
歯磨きは1回1分以内×1日8~10回
磨き過ぎは、知覚過敏や歯茎下がりの原因に
歯磨き剤、洗口液を過信しない
気になる症状に気づいたら、早めに歯科医院を受診
3~12カ月に1回は定期的に歯科検診を
信頼できる歯科医院をどう選ぶか
セカンドオピニオンは遠慮せずに聞く
生活面は、自然体でストレスをためないことが大事
◆生活上の注意① 食事/バランスよく、噛んで食べる
◆生活上の注意② 喫煙は口の環境を悪くする
◆生活上の注意③ 生活習慣病や薬の服用にも注意
◆生活上の注意④ 不規則な生活も、虫歯・歯周病の一因に
世代別・歯と歯茎のトラブルと予防ケア
◆年代別予防ケア① 乳幼児期(0歳~就学前)
◆年代別予防ケア② 学童期・思春期(就学~未成年)
◆年代別予防ケア③ 青年期(20~40歳)
◆年代別予防ケア④ 中年期(40~60歳)
◆年代別予防ケア⑤ 高年期(60歳以降)
いつまでも自分の歯で人生を謳歌

おわりに
主な参考文献

著者:上原 良一

日本小児歯科学会、四国歯学会、日本レーザー歯学会、日本アンチエイジング歯科学会認定医、3Mix-MP法®認定医、Dr宅重CDRG友の会会員。
1966年生まれ。1985年、徳島県立脇町高等学校卒業後、明海大学歯学部歯学科へ入学。1991年に同大学を卒業し、徳島大学歯学部歯学科研究生、研修医、小児歯科学講座医局員に採用される。1992年より川崎市多摩区の歯科医院に勤務。その後、うえはら歯科医院を開業する。

ネット書店

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