心食同源 自分に合った食習慣を見つける

狩野 高光[著]

2022.02.01

1650円(税込)

幻冬舎

単行本

書籍内容

わたしたちの体は食べたものでできている――
健康に必要な「ほんとうにいい」食とは

わたしたちが知らず知らずのうちに口にしている食べものは、
必ずしも体に「いいもの」ばかりではありません。
それらのすべてを避けることはできませんが、
食べものにどんなものが含まれているのか、なぜ含まれてしまうのかなどを
「知ること」で、なるべく体にいいものを取ることはできます。
「知ること」が健康を守る武器になるのです。
(「はじめに」より一部粋)

スーパーマーケットでは野菜やお肉、お魚などの生鮮品のほか、さまざまなお惣菜が
棚いっぱいに置かれており、
わたしたちはいつでも気軽においしいものが食べられる豊かな暮らしをしています。
しかし残念ながら、現代の「食品」は必ずしも体に「いいもの」ばかりではありません。
著者は東京で5店舗の飲食店を経営、飲食業を通しておいしいだけではない
「良質な食べもの」を追求しています。
例えば、うまみ調味料類を一切使わず、旬の食材を一番おいしいときに提供し、
野菜類は契約農家の栽培方法が明確なものを使用するなどです。
「食べもの」はただ空腹を満たすためだけのものではなく、わたしたちの体と心をつくる
大切な原材料です。
本当に体に「いいもの」を知り、選ぶ力を身につけて食事に取り入れることで、
体も心も豊かになれると著者は考えているのです。
本書では、どのようなものが「いい食べもの」なのか、そして「いい食べ方」なのか
についてわかりやすく解説し、体も心も健康的な生活を送るためのヒントを提供します。

目次

はじめに

生活編 命を紡ぐ食
健康の基盤をつくる自分スタイルの食習慣
・わたしたちは「食べもの」でできている
わたしたちの体と食べものの関係
細胞の生まれ変わる周期とは
わたしたちの体の原材料――栄養素
・わたしたちの体の原材料
タンパク質
炭水化物
糖質
食物繊維
脂質
ビタミン
・ヘルシーな食のリズムを楽しもう!
「きちんと朝食」のススメ
いつ、何を食べたらいいの?
ベストな夕食のタイミングとは?
・自分スタイルの「食習慣」をつくる
ベジタリアン、ヴィーガンのいいとこどり「フレキシタリアン」のススメ
「体」だけでなく「心」もつくる食経験
健康の基盤をつくる「知識」を身につけよう
「否定をしない食育」まずは50%の「自分スタイル」でOK!

健康編 命を脅かす食
配合飼料、農薬、遺伝子組み換え作物、添加物――身近に潜む危険
・健康寿命を左右する、危険な食習慣
早食い
脂肪・糖分の摂りすぎ
アルコールの摂りすぎ
血糖値は上がらないのに肥満につながる「異性化糖」
「野菜ジュース=健康」ではない
糖尿病リスクを高める「グルコーススパイク」
・原材料と食品添加物
全原材料が表示されていない? 一括表示の見方
発がんリスクが指摘される食品添加物とは?
・遺伝子組み換え作物の危険性
遺伝子組み換え作物(genetically modified food)ってなに?
とてもわかりにくい遺伝子組み換えの表示
日本は遺伝子組み換え作物輸入大国
失われるタネの多様性
・外食・対面販売の知られざる真実
外食には原料原産地表示義務はない
対面販売には原材料表示義務はない
栄養に気を配って楽しい外食を
・食生活が引き起こす生活習慣病
静かなる殺人者 メタボリックシンドローム
偏った食事が肌荒れのもと
激増しつつあるアレルギーとの関係性

食編 旬の食材、手づくり調味料、日本の発酵食――
体の内側から健康になるための食事
・身近なところから変えていく! ストレスフリーな食習慣の改善
食生活を整えて「未病」を心がける
身につけよう「食品の裏側」を見る習慣
おいしいものをおいしい時期に――旬を意識してみよう
「発酵食」で腸内細菌を活性化
・食卓の「あ! さしすせそ」を変える! ~伝統的な調味料を「我が家の味」に~
油を変える
砂糖を変える
「精製糖(グラニュー糖・上白糖・三温糖)」から、「黒糖・きび糖・甜菜糖」へ
塩を変える
酢を変える
醤油を変える
味噌を変える
だしを変える
・伝統食で免疫向上
手づくりぬか漬けのススメ
手づくり味噌のススメ
手づくり梅干しのススメ
・命を輝かせる! マル秘レシピ
カロリー控えめで満腹感を味わえる 玄米ご飯の太巻き
お肉を摂りたくない日にオススメ! ひよこ豆のコロッケ
バランスの良い きんぴらごぼう
ベータカロチンとカルシウムを同時に摂れる にんじんとじゃこの炊き込みご飯
リコピンが摂れる トマトの肉じゃが
体を温めながら野菜が摂れる、四季の旬をいただく 蒸し野菜のディップ
カロリーを気にせずたくさん食べられる 白身魚と鶏もも挽肉の水餃子
DHAが豊富な サンマの春巻き

おわりに

著者:狩野 高光

株式会社和音人代表取締役
1987年1月8日東京都向島生まれ。
15歳から飲食業界に入り、グローバルダイニングなどを経て、独立。
28歳のとき、山形県西川町で農業事業(ワイン用ブドウの栽培)をスタートしたのちに、
東京、三軒茶屋に「和音人 月山」を開業、ドミナント展開を行い、
現在では三軒茶屋に5店舗の飲食店とパティスリーを1店舗、魚屋を1店舗経営。
また店舗経営だけでなく、農業ビジネスにも進出。
1次産業から3次産業まで幅広いジャンルでビジネスを展開するほか、
プロデュースやコンサル業、講演会や若手経営者の勉強会などを積極的に行い、
飲食業界第五世代のエースと呼ばれている。

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