あなたを住宅ローン危機から救う方法

井上 悠一[著]

2021.07.30

1540円(税込)

幻冬舎メディアコンサルティング

単行本

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書籍内容

大切な我が家を失わないために、総相談数2000件を超える
“住宅ローン問題のエキスパート”が徹底解説!

住宅ローンの返済に不安を抱える人が増えています。
病気やケガなど日常の些細な出来事や、
離婚や失業などの環境の変化による収入の減少、
とりわけ経済の低迷が続くコロナ禍では収入の激減が引き金となって
住宅ローンの返済に困窮する人が増えているのです。
いまや住宅ローンの破綻は誰にでも起こり得る身近な問題となっています。

住宅ローンの月々の返済が滞ると、金融機関から住宅ローンの一括返済を求められます。
しかし、そもそも月々の返済ができなくなっているわけですから
一括返済などできるはずがありません。
そうなると裁判所の決定により自宅が競売にかけられてしまいます。
しかも競売が決定すると、裁判所からの通知が来てからおおよそ半年以内に
自宅が売却されてしまいます。
法的措置であり、裁判所が執行するため本人や家族の都合に合わせる、
引っ越し先が決まるまで待つなどの融通が利きません。
そのため強制的に家から追い出される羽目に陥ります。
しかし、諦めることはありません。
住宅ローン破綻者のために「任意売却」という救済法があるのです。
本書では、任意売却についての手続きの流れやメリット・デメリットなどの基本事項は
もちろんのこと、任意売却を依頼するときに役立つ知識を、
これまでに2000件以上の相談実績をもつ住宅ローンのエキスパートが、
事例を交えて分かりやすく解説します。

目次

【目次】
はじめに

第1章 増え続ける住宅ローン破綻者。問題の先送りがさらなる不幸につながる
・25人に1人が住宅ローン返済に問題あり
・コロナ禍で返済条件の見直しが進む
・返済条件の変更は得策か?
・延滞をすればどうなるか?
・延滞が続けばどうなるか?
・競売ではプライバシーが保護されない
・執行官の立ち入り調査を拒否することはできない
・執行官だけではない。不動産業者が突然訪問してくる
・強引に家を追い出される
・精神的苦痛だけではない。競売は経済的マイナスも大きい
・何もせずに手をこまねいていては1年で自宅を失う

第2章 住宅ローンが支払えないのはなぜ? まずは生活収支を把握することが肝心
〈1〉現状把握・収入と支出のバランス
〈2〉対処方法(法的手続)
〈3〉理由を見つめなおす

第3章 住宅ローンを放置すれば家を失い、借金も残る!
最悪のケース・競売を避け、任意売却で住宅ローン地獄から逃れる
・住宅ローンが支払えないとどうなるの?
・任意売却って競売とどう違うの?
・任意売却のメリット
・一般売却と比較してのデメリット
・一般売却と任意売却の違い
・滞納・代位弁済後でなければ任意売却はできない
・融資先が住宅金融支援機構の場合は期限の利益喪失後から任意売却が可能
・金額を決定するのは「債権者(=抵当権者)」
・任意売却の手続きの流れ
・自宅に抵当権が複数設定されている場合
・配分案の良し悪しがすべてを決める
・任意売却解決事例
・任意売却Q&A
・任売売却の不動産会社はどのように選定するか? パートナー選びの極意

第4章 住宅ローンが支払えなくても、自宅に住み続けられる方法
・住み続ける可能性を諦めない
・親子間売買とは
・親子間売買の問題点
・金融機関が親子間売買を嫌う理由
・ノウハウのある不動産仲介業者に依頼しなければ、親子間売買では住宅ローンが
借りられない
・親子間売買に強い業者の見分け方
・住宅ローンが通っても、融資金額によっては、親子間売買は不発に終わる!?
・親子間売買のメリット・デメリット
・親子間売買解決事例
・親子間売買Q&A
・リースバックとは
・リースバックの買主は不動産投資家
・売却金額と賃料のバランス
・ハードルは高いがメリットも大きい
・リースバックを成功させるための3つのポイント
・リースバック解決事例
・リースバックQ&A

第5章 最終的には自己破産で借金をゼロにしてリスタートを切る
・任意売却をする場合には自己破産をしなければならないの?
・任意売却後の王道は自己破産
・住宅ローンが支払えず、ほかにも借金がたくさんある場合は自己破産を検討する
・支払い不能状態とは?
・破産手続には2種類ある
・管財事件になるのは?
・自宅がある場合は管財事件になる?
・自宅を所有していても同時廃止になる「オーバーローン基準」って?
・自宅がある場合は、自己破産よりも前に任意売却したほうが得って本当?
・免責手続では免責不許可事由がないかが審理される
・免責が許可されれば借金は帳消しに?
・自己破産Q&A
・住宅ローン以外の借金を整理できれば自宅を維持できる
・自宅を処分せずに借金を整理する方法 1任意整理
・自宅を処分せずに借金を整理する方法 2コロナ禍における救済措置「コロナ版
ローン減免制度」
・自己破産解決事例

第6章 いち早く生活再建を図るために知っておきたい5つのこと
・任意売却後に残った借金はどうなる?
・任意売却後の借金整理をせずに放置した場合はどうなる?
・任意売却後の借金を放置して亡くなったらどうなる?
・任意売却後の借金整理を援助してくれる制度はある?
・任意売却後の生活を支援してくれる制度はある?

おわりに

著者:井上 悠一

クラッチ不動産株式会社 代表取締役
一般社団法人住宅ローン滞納問題相談室 代表理事
兵庫県立姫路西高校卒業、立命館大学卒業。
弁護士を志し、立命館大学法科大学院へ進学するも、
断念し、東証一部上場企業にて内部監査業務に従事。
自身のマンション購入をきっかけに不動産業界に入る決意をし、住友不動産販売へ転職。
法科大学院時代の友人弁護士から弁護士業務専門の不動産会社があることを知り、
司法試験の経験が活かせると考え、中央プランナーへ転職。
任意売却専門の仲介会社である、クラッチ不動産株式会社を設立し、
住宅ローンで悩める方のリスタートを支援。
一般社団法人住宅ローン滞納問題相談室を設立し、
住宅ローンでお困りの多くの方々の幅広い相談に乗る

ネット書店

  • https://amzn.to/3f3Yc6Z

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