どうして僕は勉強ができないの? 発達障害児のための学習支援

書籍内容
勉強ができずに悩む発達障害の子どもたちと保護者に伝えたい
子どもの未来を大きく変える「学ぶ喜び」を引き出す学習支援
近年、発達障害の子どもの学習の遅れが問題となっています。
例えば学習障害(LD)のために文字が動いて見えたり、文章の意図が読み取れなかったりする子。
自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)の症状によって、長時間椅子に座ることが難しい子。
しかし、見た目は他の生徒と変わりがないため、
理解が得られていない場合には「怠けている」「努力をしない」とレッテルを貼られてしまう……。
そんな悩みを抱える親子を救いたいと、学習に特化した活動を続ける「放課後等デイサービス」の取り組みを、
自身も発達障害児の母であるフリーライターが取材。
低学年ながらきちんと椅子に座り宿題に取り組む子、
苦手な割り算ができるようになった子、
希望の高校に進学できた子など、
学習の課題を克服し、成長していく子どもたちの姿とそれを支えるスタッフの姿を紹介します。
目次
第1章 雄太君は「勉強」ができない―通常学級に通う発達障害児が陥る学習の壁
第2章 お絵描きばかり続けることがその子のためになるのか―乱立する放課後等デイサービスが生む悪影響
第3章 漢字、計算、音読…苦手な勉強を克服できた!―子どもの可能性を引き出す「個別支援学習」というスタイル
第4章 「褒められた!」「認められた!」が子どもの未来を大きく変える―生きる喜び、学ぶ幸せを得られる場所の必要性