異端者たちの挑戦 トヨタ発ベンチャー企業第一号 苦闘の軌跡

異端者たちの挑戦 トヨタ発ベンチャー企業第一号 苦闘の軌跡

安部賛[著]

2019.10.15

1760円(税込)

幻冬舎メディアコンサルティング

単行本

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書籍内容

「クルマ屋が半導体で遊ぶな!」
新素材の開発中、偶然の爆発事故から美しい微粒子が生まれる。
男たちはその秘められた可能性を信じ、新規事業に挑んだ__
年商160億円、半導体パッケージ素材でトップシェアを勝ち取るまでの意地とプライドをかけた苦闘の記録。

近年、技術革新による競争の激化や消費者ニーズの多様化、それに伴った商品寿命の短期化など、
現代社会はかつてないスピードで変化し続けている。
このようななかで、「現在の事業のみではいずれ経営が行き詰まってしまう」との危機感から、「新規事業」について真剣に検討する企業が増加。
しかし、新規事業は既存事業の延長線上にあったり、親会社からの意見に左右されていたりすることがほとんどで、
新規事業の担当者独自のビジョンを形にできるケースは少ない。
そんななか、国内最大手トヨタ自動車発のベンチャー企業第一号として立ち上げられたアドマテックスは、
独自の戦略のもと開発と開拓を続け、自律し、半導体パッケージ素材シェアナンバーワン企業にまで成長している。
本書では新規事業を成功させ、ベンチャー企業を発展させていくための方法をわかりやすく紹介する。

目次

第1章 トヨタ自動車第五技術部の奇跡―偶然の事故が生んだ画期的な新製品
第2章 「クルマ屋が半導体で遊ぶな!」―闇の中を全力で走り続けた開発と営業
第3章 「攻めの手を止めるな!」荒波に飛び込んで勝ち取った世界シェアナンバーワン
第4章 「誰にも追いつかせるな!」―業界で決定的な影響力を持つための即断即決組織をつくる
第5章 「トヨタからの巣立ち」―「自律」により、さらに強靱な企業体質をつくる
第6章 「未知の可能性を広げよ!」―応用研究に注力し前衛的企業であり続ける
特別寄稿 熱く語り、道を拓く、現場人(谷俊彦)

著者:安部賛

株式会社アドマテックス代表取締役社長。1953年、福岡県生まれ。熊本県立濟々黌高等学校、九州工業大学工学部卒業。1981年、九州大学大学院総合理工学研究科材料開発専攻修士課程を修了後、トヨタ自動車工業株式会社(現・トヨタ自動車株式会社)入社。セラミックスエンジン用材料開発に携わる中で、偶然の事故から真球状シリカ微粒子・アドマファインの合成方法を発明。従来存在しなかった0.5μm前後の粒子であったことから、アドマファインを量産することでブルーオーシャンを独占できると確信。1990年、トヨタ自動車の新規事業第一号ベンチャー・株式会社アドマテックスの設立から参画。半導体パッケージ用素材としてアドマファインの市場開拓、さらに高機能化開発により最先端半導体用素材としてトップシェア獲得に貢献。専務取締役テクニカルセンター長などを経て2009年、代表取締役社長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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