この「感染症」が人類を滅ぼす

この「感染症」が人類を滅ぼす

奥田研爾[著]

2019.03.04

880円(税込)

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書籍内容

水面下で忍び寄っているアウトブレイクの脅威
細菌・微生物の専門医がわかりやすく教える、
パンデミック(大規模感染)から身を守るための感染症とワクチン接種の正しい知識

人類はその誕生以来、ペスト、コレラ、チフスなどさまざまな感染症と戦いながら歴史を紡いできた。
伝染病や疫病とも呼ばれる感染症はその昔、またたく間にうつり人々を死に追いやるため、「神の怒り」のごとく恐れられ、なすすべもなく鎮まるのをただ祈るしかなかった。
だが時は経ち、医療の進歩とともに感染症に対する〝救いの手〞が差し伸べられた。
その一つが「ワクチン」である。
18世紀に端を発したワクチンは、今でも感染症から命を守る重要な手立てであり、インフルエンザの予防接種や肺炎球菌ワクチンなど、私たちの生活に身近なワクチンはいくつもある。
ワクチンが効く基本的なメカニズムは、体がもともと持っている免疫を利用し、感染症の原因となる菌やウイルス等の微生物に対する抵抗力をつけるというものである。
ワクチンは長い歴史の中で何度も人類を集団感染の恐怖から救ってきた。
しかし敵もだまってはいない。
生き残りをかけ自らの遺伝子を変異させるなどして、既存のワクチンが効かない新たな病原性を持ち、繰り返し感染の機会を狙っている。
新型インフルエンザや薬剤耐性菌等による新興感染症などはその一例である。
人類と微生物は今なお、抗争を続けているのだ。
世界を感染症の恐怖から救う最良の手段の一つであるワクチンは、いかにしてつくられてきたか、また、今後の感染症はいかなる菌や微生物との戦いになるのかを多くの方に知っていただき、感染症やワクチンの正しい理解を深める一助になれば、これに勝る喜びはない。

目次

序章 命を奪う感染症が人類に忍び寄る
第1章 世界を席巻する感染症
第2章 次に流行る病にワクチンは効くのか
第3章 人類を救うワクチンの正しい理解
第4章 油断大敵な水面下のアウトブレイク 人類滅亡のカウントダウンは既に始まっている!?

著者:奥田研爾

横浜市立大学名誉教授、医学博士。感染症・ワクチン専門医。1971年に横浜市立大学医学部を卒業後、ハーバード大学、メイヨークリニックでアシスタントプロフェッサー、デューク大学客員教授等を歴任。1983年より横浜市立大学医学部微生物学教授、2001年より同大学医学部長兼任、2003年より副学長兼任。2010年より同大学名誉教授となり、2012年にワクチン研究所を併設した奥田内科を開院。日本細菌学会名誉会員、緑膿菌感染症研究会名誉会員。英文論文約350編の国際誌掲載実績あり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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