口臭列島

書籍内容
歯周病と口臭から考える
正しい予防・治療法をまとめた1冊
日本人は世界で一番、歯を磨く民族だと言われています。
95%以上の人は毎日歯を磨き、1日2回磨く人は77%もいるそうです。
この歯磨きの頻度は、歯科先進国と比べても高いものです。
ところが、その歯科先進国の人たちからは「日本人は口臭がきつい国民」だと思われているのです。
この大きな原因のひとつは歯周病にあります。
30~50代の約80%は歯周病患者だと推計されています。
歯周病は口腔衛生にとどまらず、糖尿病やリウマチなどの進行にも深く関わっています。
歯周病のひとつの特徴である「口臭」は、健康の重要な指標であるといえます。
健康長寿のこの時代に、予防医療は大きな役目を担っています。
口臭をただの匂いと捉えず、歯周病、そして健康リスクのシグナルと考えていかなければなりません。
本書は、歯周病の予防や治療にも触れ、口腔ケアから全身の健康を考えるための一冊となっています。
目次
第1章 日本人の口は世界一臭い!?「歯周病菌」が野放し状態で、口内環境は最悪
第2章 脳梗塞、心筋梗塞…「歯周病菌」は全身の健康に影響を及ぼす
第3章 口内環境を清潔に保つ「口腔ケア」のウソ・ホント
第4章 「歯周病菌」をいち早く発見し撃退する最新の歯科治療
第5章 口内の免疫力を高めて病を防ぎ生涯健康な体をつくる