「おもてなし」という幻想 10年先の日本をつくるインバウンド立国論
書籍内容
増加する外国人観光客
「本物のおもてなし」方法を紹介!
外国人観光客向けのビジネス―インバウンド。
2006年頃からそのインバウンドに力を入れ始め、2008年には観光庁が発足しました。
2017年には過去最高の2869万人の外国人旅行者が日本を訪れ、
2010年から334%も増加したと推定されています。
観光外国人はツアーやテーマパークよりも、日本の日常を体験する事などに関心を持ちます。
しかし日本人は、自分たちがイメージする「外国人が喜びそうなもの」を提供しているだけではないでしょうか。
国家政策としてマーケティングの方法論を活用し、
国そのものをブランド化させることに成功している国も少なくありません。
しかし日本は観光立国でありながらも、
マーケティングなどにそれほど力を入れていないのではと著者は疑問を呈しています。
外国人旅行者数がピークを迎えるであろう2020年の東京オリンピックに向けて、
観光業に携わる人だけでなく、国や自治体の関係者にも役立つ「インバウンドマーケティング」を紹介する1冊です。
目次
第1章 来る2020年、日本は「観光立国」か「観光没国」か
第2章 食べる・遊ぶ・買う・泊まる―どれをとっても間違いだらけの訪日観光業
第3章 訪日外国人が真に求める、ニッポンの「おもてなし」とは
第4章 観光地の地方拡散が必須!訪日外国人をリピーターにする地域ブランディング
第5章 一過性の「観光立国」から「観光先進国」へ―求められるのは10年20年先のビジョン