よみがえる飛騨の匠 地場産業を復活させる6つの改革

書籍内容
崩壊寸前の地場産業に必要なのは
“伝統のリノベーション”だ!
時代とともに移り変わる消費者ニーズの変化によって、崩壊の危機を迎えている地場産業。
地場産業が生き残るためには「販売戦略」「製品開発」「生産体制」
「後継者育成」「ブランディング」「地域プロモーション」の6つの改革を今すぐ断行する必要がある。
これらの改革を行ったことで、
一時は倒産寸前まで追い込まれていた岐阜県の木製家具メーカーは驚異的なV字回復を果たした。
そのノウハウについて、わかりやすく紹介する。
目次
第1章 安価で高品質な量産品の脅威―古い経営体質からの脱却が求められる地場産業
第2章 伝統のものづくりを現代のビジネスへ―地場産業の強みを今に活かす改革とは
第3章 セオリーに反した「節材」の使用が新たな販路を切り開く―「マスマーケティング」から「コアマーケティング」へ(販売戦略の改革)
第4章 家具に不向きといわれたスギ材を新技術で活用―「常識と経験」から「開拓と挑戦」へ(製品開発の改革)
第5章 トヨタ生産方式を導入し生産性を向上―「職人の技の連鎖」から「自立型システム」へ(生産体制の改革)
第6章 緻密なカリキュラムで技術を伝承―「徒弟制度」から「学校教育」へ(後継者育成の改革)
第7章 グッドデザイン賞の獲得、ミラノ・サローネへの出品―「地域の特産品」から「世界の名品」へ(ブランディングの改革)
第8章 自治体との協業が呼び寄せた「伊勢志摩サミット」のメインテーブル製作依頼―「地域企業」から「世界企業」へ(地域プロモーションの改革)