【著者インタビュー】ダイヤモンド・プリンセス号除染「特掃隊」を率いた著者が語る知られざるコロナ禍での闘い

コロナと闘った男 感染対策最前線の舞台裏

惟村 徹[著]

2021.07.30

1650円(税込)

幻冬舎メディアコンサルティング

単行本

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書籍情報

「新型コロナウイルスを収束させ、日本の威信を取り戻す」──。
たった一度の失敗も許されない除染作業現場での奮闘の軌跡。

「ダイヤモンド・プリンセス号の除染作業を援護してほしい」
先立って作業に徹していた同業者からの依頼だった。
「我々でよければ、ぜひ協力したい」
私は二つ返事で引き受けた。不安がなかったといえば嘘になる。
しかし、日本の威信をかけて何がなんでも成功させたい――。
その想いが私を突き動かした。

2019年12月、中国の武漢で未知のウイルスが発見された。
ウイルスは新型コロナウイルスと名付けられ瞬く間に蔓延、
専門家ですら対策の分からない未曽有の危機に、世界中がパニックに陥った。
そして2020年1月、ついにウイルスが日本にやってくる。
横浜港を出港したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」で感染者が出たのだ。
あらゆる特殊清掃業者が怖気づくなか、国は著者に除染作業を依頼する。
自分たちの命さえ危ぶまれる状況で、
著者は自らの技術とWHOから得られるわずかな情報を駆使して
ダイヤモンド・プリンセス号の除染を、スタッフに感染者を出すことなく完遂した。
これを皮切りに全国からの依頼が殺到し除染作業にあたった。
そしてこの実績を買われ、宿泊療養施設の運営マニュアル作成や、
戦没者追悼式ガイドラインの作成等、国ぐるみの感染対策に携わっていった。
本書は、命を懸けて闘った特攻隊ならぬ特掃隊としての著者の取り組みをまとめ、
新型コロナウイルス拡大の裏で繰り広げられていたリアルな感染対策の闘いを描く。

著者:惟村 徹

株式会社リスクベネフィット代表取締役
1982 年 7 月 3 日、静岡県富士宮市出身。
20 代前半に、自動車の海外輸出、飲食店経営等、
儲かる仕事をモットーにさまざまな事業を経営していたが、
祖母の他界がきっかけで「誰かのためになる事業」を行うべきと、
これまでの自身の生き方を見つめ直す。
一旦すべての事業を辞め、高齢者施設等のボランティアとして働き、
高齢者問題と向き合う日々を過ごす。
ある時、知人から頼まれ孤独死現場の清掃を引き受けたことをきっかけに、
孤独死や自殺といった社会問題に直面し、自身にできることはなにかと考える。
2012 年 8 月に特殊清掃事業を立ち上げ、翌月には株式会社リスクベネフィット設立、
2020 年 1 月、新型コロナウイルス感染者が確認されたダイヤモンド・プリンセス号の除菌を担当した。
これまでの実績は 1 万件以上にのぼり、その清掃技術で特許を取得している。