ラストプレゼント 家で看取るしあわせ
書籍内容
家族の数だけ、幸せのかたちがある。
在宅医が看取った、輝く命と家族の物語
著者は在宅訪問医として、常時300人の患者を抱えています。日々の仕事の中で、看取りの家庭で起こる家族の感動的な場面を目にしてきました。病院で亡くなることが、現代社会ではまだまだ一般的です。
しかし、住み慣れた家で最後を迎えるということは、患者さん本人が最後まで家族の一員としての役割を全うし、充実した人生を過ごすことにつながります。
今後、「多死社会」を迎える日本において、「自宅で家族を看取る」という選択は、住み慣れた家で死ぬという本人のメリットだけでなく、看取る側の家族にとってもとても貴重な体験となるものなのです。看取る過程のなかでも心の準備ができるほか、家族間のコミュニケーションが生まれ、絆が深まります。
本書は、著者が看取ってきた様々な患者さんとその家族の姿を描き、家族の在り方、人生の過ごし方はもちろん、在宅医療の姿やメリットを訴えます。
目次
1 最後の大宴会
2 住み慣れた家で最期まで
3 別れの曲
4 最後の奇跡
5 生きているという意味
6 一杯のラーメン
7 最後の願い
8 家族の確執
9 最期まで二人で
10 101歳の約束