SE不要論
書籍内容
今のままの働き方では解雇・破産・全滅――。
生き残る「未来型SE」の姿とは?
かつて花形職種の代表格だったSE(システムエンジニア)。
ところが近年では、SEというと、長時間労働、低賃金、うつ病患者が多い職種といったいわゆる3K職種の代表格にさえなっている。
この状況に追い打ちをかける要因の一つが、クラウドをはじめとした情報技術の革新にある。
情報技術の世界的な先進都市であるシリコンバレーでは、すでにソフトウェア開発は行われなくなっており、SEの活躍の場はほとんど消え、開発が必要な場合は
低賃金のインドや中国のSEへ発注している状況にある。グローバル化が進展するなか、こうした流れは加速し、日本でもそう遠くない未来に起こり得る。
仕事がなくなる時代の到来が不安視される中、日本のSEは今まで通りの仕事のスタイルから脱却し、これまでにない付加価値のあるSEをめざすことが求められる。
経済記者として数々の国内外の企業を取材してきた著者が、取材を通してみてきたSEの過去・現在から、生き残るSE像に迫り、SEとしての新しい働き方を提言する。
目次
第1章 絶滅の危機に瀕するSEという職業
第2章 真っ先に不要になる「従来型SE」の共通点
第3章 解雇・破産を免れる、SEに残された唯一の道
第4章 「従来型SE」から脱却する9つの生き残り策
第5章 困難な仕事は「未来型SE」に成長するチャンス
第6章 会社に縛られずに年収1000万円超 「未来型SE」への一歩踏み出す