Health Signals 病気を予測し防ぐ時代の到来

和賀 巌[著]

2024.12.02

1760円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

これからの医療は“予測”から始まる

病気は“治す”のではなく、“防ぐ”時代へ――
最新の血液解析技術が、未来の健康を守るための最適な選択肢を教えてくれる!


近年、医療の世界では従来の「病気を治す」ことを中心とした考え方から「病気を予測し防ぐ」ことに重点を移して、さまざまな研究が進められています。医学の発展とともに、予防医療が現実味を帯びてくるなか、少量の血液から将来の疾患を予測できる技術が注目を集めています。
この技術は、血液中に存在する約1万5000種類のタンパク質が生活習慣や体調の変化に応じてそのバランスを変化させる特性を利用しています。著者の所属する研究チームはそのタンパク質の構成比を分析することで、現在の健康状態の把握に加えて認知症や心筋梗塞、がんといった重大疾患の発症リスクを予測できる血液解析技術を開発しました。この技術により、将来かかりやすい病気のリスクが分かれば、早いうちから生活習慣の見直しなどの対策を取ることが可能となります。著者は、この技術が「病気になったら医者に診てもらう」というこれまでの健康に対するアプローチが変わっていくきっかけになると述べています。

本書では、約40年にわたり先進医療とヘルスケアの研究・事業化に携わってきた著者が、血中タンパク質を用いた疾病リスク予測の仕組みから具体的な生活改善法までを詳しく解説します。
人生100年時代を迎え、いかに健康で充実した人生を送るかは、誰もが直面する重要な課題となっています。最新の医療技術と科学的知見に基づき、「未来の健康」を守るための確かな道筋を示してくれる一冊です。

著者:和賀 巌

1986年よりJT日本たばこ中央研究所、医薬事業部門立ち上げ、米ベンチャーGeneLogic社に出資、出向する。北米創薬事業プロジェクト運営担当、ノースカロライナ大学腎臓学際教室へ出向。2003~2004年に米国バイオスタートアップCombiMatrix社の事業開発部長としてIPOを成功させる。2004年からは日本電気株式会社およびNECグループにて、研究開発、新規事業、北米スタートアップ出資事業、海外ヘルスケア事業構築に従事。テクノロジーセンターおよびイノベーションラボラトリ所長歴任。現在NECソリューションイノベータ株式会社シニアフェロー。東北大学大学院医学研究科客員教授、北海道大学産学・地域協働推進機構客員教授、科学技術振興機構未来社会創造事業個人最適化領域運営統括。2020年フォーネスライフ株式会社にてチーフテクノロジーオフィサー就任。

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